アニメやオタクの市民権獲得、フジテレビの視聴率低迷及びそれによる一連のフジテレビバッシングと関係してるんじゃないか説

導入

「きっかけは~フジテレビ!」

懐かしさを感じさせるワードですね。

事の発端は、私がお風呂に入っていた時にふと思った、
「アニメやオタクが市民権を得たとかよく聞くし自分もそう思っているけど、それってもしかして2010年代のフジテレビの視聴率低下と関係してる可能性ってあるのか…?」
ということ。

そこで今回は、私なりの考えを述べていきたいと思います。

2010年代のフジテレビとアニメ

2010年代、アニメ界ではまどマギ・シンフォギア・SAO・プリキュア10周年・ごちうさ・がっこうぐらし!・リゼロが世間を賑わせました。

そんなアニメ界の明るい話題とは裏腹に、フジテレビではたしかにネガティブな話題が続きました。韓流抗議デモ・ほこ×たてやらせ騒動・めちゃイケ三ちゃんみちのくプロレス騒動・SMAP解散を発端とした一部SMAPファンからのフジテレビバッシングなどなど…
とまあ、フジテレビに対しては擁護寄りの私でもそれを認めざるを得ないほど。

そんな中でインターネットメディアや週刊誌ではフジテレビに対するバッシングが過熱化。一時は毎日のように「爆死」だの「オワコン」だのと揶揄する記事が溢れ返る始末。(ヤフコメでは2022年の今でもそのような論調が目立っていますが)

私も辟易したこの事態。思えばこの時点で、メディア…もといちょっと大げさに言うなら社会におけるバッシングの標的は「オタク」から「フジテレビ」に移ったとも言えるでしょう。実際目にした記事の中には、あろうことか一般の視聴者をもバッシングしている記事も見た記憶があります
(まあ標的がどれであれバッシング自体が許されるものではないですが)

2017年、歯車は大きく動いた。

2017年に人気を博したアニメ「けものフレンズ」。私もこれがきっかけで複数の動物園に足を運ぶなど、深夜アニメを散発的ながらも見始めるきっかけになったなど思い出の作品です。(本格的に視聴本数が増えたのは2020年からですが)

そんな2017年に、私はこの全てのカギがあると考えています。

2017年、フジテレビにはある2つの大きな出来事がありました。

それはというと…
①アナ雪エンディング騒動
②保毛尾田保毛男騒動
の2つ。

前者のアナ雪の件はまあともかくとして、後者の保毛尾田保毛男の件は私としては、「フジテレビのお笑い番組コンテンツが(一時)破滅してしまった出来事なのではないか」と考えてすらいます。実際、その半年後に「とんねるずのみなさんのおかげでした」と「めちゃイケ」が終了しているのですから。

総括

かつてオタクは犯罪者予備軍だと言われた時代において、お笑い番組とトレンディドラマで我が世の春を謳歌していたフジテレビ。

そんなフジテレビが得意としていたコンテンツが視聴率の面で凋落を極め、苛烈…というかオーバーキルというくらいのネットでのバッシングを受けていった裏でアニメが勢いを増していき、けもフレが盛り上がっていた2017年に保毛尾田保毛男騒動で(フジテレビのお笑いコンテンツが)最後のとどめを刺されるという事態。

私はこの事態こそ、「お笑い番組とアニメ(とそれぞれのファン)の社会的立場が逆転した事態である」と考えています。

「テレ東はともかくとして、オタクが世間から蔑まれていた時代において天下を取っていたフジテレビが世間(?)から蔑まれていったとあれば、そりゃアニメやオタクが天下を取るのも不自然ではないわな。」
それこそが、私の一番の考えです。

だからといって、アニメファンやお笑いファン、トレンディドラマファンは共存できないのかというのも違うのですが。

よって私はここに、

「アニメやオタクの市民権獲得、フジテレビの視聴率低迷及びそれによる一連のフジテレビバッシングと関係してるんじゃないか説」

を提唱したいと思います。

アニメ・オタクの市民権獲得を改めて印象づけた者とは

では、アニメ・オタクの市民権獲得を改めて印象づけた者は誰なのかという話にもなってくるとは思いますが、

私はその者こそ、フジテレビであると思うのです。

だって、そうじゃなかったら『鬼滅の刃』総集編がゴールデンで放送されたりすることもなかったでしょうし、『オダイバ!!超次元音楽祭』なる番組も生まれてなかったでしょうから。

最後にフジテレビに注文

ではこの記事を閉めるにあたって、フジテレビに一つ注文したいことがあります。

「水瀬いのりさんを番組マスコットキャラの声及びナレーションに据えた、グルメをテーマにした平成教育委員会的なクイズ番組作ってくれませんか?」


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