鬼滅の刃19巻
鬼滅の刃の19巻読んだけど
しのぶさん強い美しいカッコいいい!!!
まさか己を毒としていたとは...
このシーンカッコよかったですね。ぞくっとした。
胡蝶しのぶというキャラクターの、聖母のような優しさと鬼に対する純度の高い憎悪が同居したアンバランスさが美しいよね。元々は真面目で頭良くてどちらかといえばツンツンした人だったんだろうけど、姉が亡くなって心の闇が深くなったんだろうなぁということを感じさせる美しい微笑が好き。
童磨は地獄で修行して生まれ変わったら今度はいい人になって、しのぶさんに好きになってもらえるように頑張るといいと思いました。死にきる前に恋ができてよかったね!おめでとう。
しのぶさんと対照的に蜜璃ちゃんは、心の闇が深くないところが好き...。見ててホッとする。鬼滅隊全員が鬼に殺されたとか鬼になった家族を殺したとかそういうエピソードないといけないわけじゃないし。
でも、逆にいえば生まれつき強かったというだけで危険な職に就かないと自分らしく生きられなかったというのはある意味すっごく可哀想...か。大正時代だから、女性に求める役割というのは今より一層限定的だったろうと思うし。
しかし、そんな自分の境遇を悲観的に捉えず前向きに生きていて鬼殺隊の柱という重要ポジションにありながら「わたし、強い殿方と出会って結婚したいの!でも柱ってなかなか会えないから、それなら自分も柱にならなくちゃって...」とか普通ならできないであろうレベルの努力を恋愛という一見すると温い動機でできちゃう蜜璃ちゃんが、うーん!大物ですな!一般の器には収まりませんな!!!って感じがして好きです。
伊黒さんも、彼の過去を考えるとやっぱり蜜璃ちゃんの心に闇がない明るさ可愛らしさに惹かれたんだろうし、蜜璃ちゃんが鬼殺隊に入ったからこそ出会うことができたから良かったな〜と思ってしまう。自分の汚れた血を取り換えないと君に想いを伝えることもできないなんてそんな、レディオヘッドのcreepばりのことを考えてないで二人で幸せになってほしい!
伊黒さんの、ちょっとウッカリさんでおバカさんな蜜璃ちゃんを兄のように心配しながら見守る雰囲気が好きなんですよね...。陰険で手厳しくて蛇にしか心開いてない人間に見えるけど、情に厚いんだろうな〜と思う。それは炎柱の死を知ったときの「俺は信じない」という台詞からも感じた。
本誌でいま、伊黒さんどうなってるんだろう。怖くて読めてないです。
最後に
ここの、しのぶさんの上目遣い、いいよね。
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