最近みた映画まとめ
『あの子は貴族』
東京と地方、内部生と外部生、東京出身者と地方からの上京者、あらゆる分断を描いた映画だった。映画も悪くなかったけど、たぶん、原作の方が詳しく色々書いてあるとは思う。桐野夏生のグロテスクを、もっとアッサリさせたかんじのお話。薄々感じていることを、あ〜やっぱりそうだよねぇって再確認させられたな。
『犬神家の一族』
中途半端にしか知らなかったけど、真面目に見た。隙のない構成、おもしろい!雰囲気もいい!家系図が複雑すぎて、スマホで画像出しながらじゃないと人物関係がわからなくなるから、文明の利器に感謝。
『好きにならずにいられない』
40代独身、実家住みオタクでコミュ障男の人生の1ページを描いた映画。友達が「犯罪行為に走らないジョーカー」って言ってたんだけど、ほんとにそんな映画だった。恋愛弱者という言葉を、苦く噛み締めてしまった。真面目に仕事して貯金もしてるのにね......。でも、彼は本気で恋をした。恋は旅に似ている。ほろ苦いけど、希望のあるラストだと個人的には思った。
『ドライブマイカー』
やっぱり西島さんっていいな......と思った。抑えた演技なんだけど、滲み出るものがあるというか。村上春樹作品って結構軽率に登場人物が男女の仲になるから心配してたんだけど、私がここは!ならないでほしい!ってところはならなかったからよかった。岡田将生は軽率だった。
『アポロ13号』
トムハンクスが出てるという理由で軽い気持ちで観たけど、実話を元にしてるからおもしろかった。本当にこんなことがあったのか!ひぇ〜って思った。宇宙飛行士たちと周囲の人たち、すごい優秀で非常事態に動揺しながらも気をしっかりもって対応してた。私だったら普通に死んでると思った。
『フリー・ウィリー』
孤独な美少年とシャチの友情。周りの大人もかなり頑張ってて、子供が頑張りたいときこんな風に支えてあげられる大人にならなきゃな〜と思った。シャチが賢くてすごかった。
『フィールドオブドリーム』
ちょっと不思議で懐かしい感じのするアメリカ映画。大人のみる夢、が映画のテーマな気がする。アメリカ人のノスタルジーはトウモロコシ畑と野球なのかもしれない。