婚活じみたことをしていた、30歳までの話 序章
恋人がいるのがステータス。
そう思っていた頃が、私にもあった。
若かったわよねぇ。
私にしてはちょっと長めに付き合っていた、人生で2人目の男と別れて、私は途方に暮れた。
もう私を女として見てくれる男なんて、世界中探してもいないんじゃないか。
もう誰とも付き合わずに死んでいくんじゃないか。
その不安を拭うように、答え合わせをするかのように、ただただ安心したくて、よく遊んだ。
おバカだよねぇー。
パートナーもいなければ、ひとっつもモテない今の人生の方が百億倍楽しいんだけど、まぁ当時は当時なりに頑張って生きていたので、それも人生だよね。
合コン、街コン、マッチングアプリ。
「話の種に人生一度はやってみてもいいよね」
なんつってダサい台詞を並べながら、友達を誘って興じては、それなりに成果を出していた。
そんな話。
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