見出し画像

ビギナーVS熟練者

自転車業界、ことある事に

・そんな装備はショボイ
・そのフレームにそんなコンポは不適切(今とても話題?)
・速くならないなら意味は無い
・坂も登れないの?
・遅い

と、謎の勢力が「速く走ること」を他人に強要している図が見えます。

自転車業界の課題とは?

自転車なんか元々初期投資、維持費がとてもかさむ趣味。ランニングなんかより母数が低いのは当たり前です。
とはいえ、某アニメのおかげで、今まで「ロードバイクって何やねん」と思っていた層にもリーチすることが出来て、いわゆるブーム到来。その後、新規市場はある程度落ち着いたのかな?という印象があります。

しかし話を聞いてみると「自転車が売れない」といった声。もうこれ以上大幅な新規流入が見込めない以上、既存のユーザーを囲い込む必要が出てきます。

その実現にあたって、個人的に問題だと考えているのは自転車を買った人が乗らなくなること、いわゆる離脱率
これには様々な要因があるかと思います。

自転車を乗らなくなる理由は?(推察)

様々な理由があると思いますが、私はタイトルにある

ビギナーVS熟練者

この構図がいわゆるビギナーが自転車に乗らなくなってしまう最大の要因だと考えております。

エンデューロ会場でよく聞こえます。

・どけっ!
・邪魔だ!
・チンタラ走るな!

確かに危険な走行をする初心者がいるのは事実。とはいえ、こんな言い方をされたら初心者は萎縮しちゃいますよね。
「自転車乗り怖い、、、」となってしまう可能性もあると思います。
そして乗らなくなる、、、、。

他にもあります。「どこに行けば良いか分からない」「そもそも道が分からない」といったお悩み。じゃあチームに入ってみようかな!と思うとピチピチジャージに高そうな自転車、、、。

あ、ついていけない。迷惑になる。

と思って、結局入らずじまい。お悩み解決出来ず、そして乗らなくなる、、、、、。

じゃあどう解決する?

別にこれらの事が悪いとは思ってません。レースでガチになるのは当たり前だし、トレーニングの邪魔をされたくないのも分かる。

けど、もう少し優しくありたいなと思います。
キツいトレーニングの次の日はゆるポタで回復走でも良いし、11:00集合のゆるポタの前にヤビツ1本やるでも良い。

本当はもっと業界全体で「初心者ウェルカムな風潮」を作り上げることが理想。
けど自転車は様々な楽しみ方が出来るスポーツであり、ガチるのもその1つの楽しみ方。それを否定するつもりはありません。

業界全体の発展には「にわか」が必要。そのにわかを自ら排除してるのが今の自転車界な気がします。

ビギナーやにわかの方達が気軽に自転車は「速く走ることだけが目的」ではないと、楽しめる環境を構築していかなければと思います。

そして、ビギナーの離脱率を下げることが業界全体の発展に繋がり、あらゆるユーザーへの恩恵、更には自転車文化の醸成に繋がっていくんじゃないかなと思います。

こう書いてますが、自分が出来ているかも分からない。けどしていかなければならない。
自戒の念をこめて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?