詩の合評会に書き直した作品を持参したらどうなったか。

桜、終わりましたね~。
一週間皆さんお元気でしたか?福岡は朝夕の寒暖差が10度以上ある日も多くて体調がすぐれない人もちらほら。季節の変わり目お体大事にしてください。
さて今日はいきなり本題からいっちゃいましょう。
月に一度開催されているある詩の合評会に連続三回参加。
今までしたことのない検証をしてみようと思いました。
(詩作においても凝り固まったらつまんない。読者だって飽きる)
考えたら長く詩を書いているのに書き直しはしたことはもちろん限りなくありますが一度も合評会のアドバイスをもとに書き直して再度次の合評会に提出する。をやってみたことがなかった。
2月に持参した作品のテーマは私の中でかなり私という人間のコア部分を書いたものでだからこそまとまらなくてずっと体にぶら下げて熟成発酵するのを辛抱強く待っていたもの(この体にぶら下げて…というのはヤリタミサコさんのアドバイス。こと詩作においてはインプットよりアウトプットが多くなると枯渇する。辛抱強く待てと言われていて深くうなずいたのでした)
まだ早いなーとわかりつつせっかく合評会に参加するので形が定まってない段階でも出してみようと提出した作品。書き直しにはもってこいかもしれない!と。
実際やってみて。
メリットとデメリットがあったように思う。冷静に分析すると

若干わけわからなくなった。
本当に書きたいことから少し離れてしまった。

気がした。
良かったことは二つのモティーフを繋げるブリッジが弱いという指摘に対して自分なりに考え「これだ!」というブリッジを見つけることが出来たこと。ただ最初に書こうとは思わなかったことまで付随して出てきて書いてしまいそれによって「伝えたいことがぼやけまくった」

前作も書き直し作品も読んでくれた参加者の正直な感想として
「タイトルは同じだけど別物になってる」
「最初のほうがいいと感じた」
などがあった。

私は映像大好き人間なのでユーチューブもよく見る。
睡眠が悪いのでサクサク見られる精神科医の樺沢先生の動画もよく見て参考にしている。その中で
「直観はどのくらい信用していいのか?」
というテーマの動画があった。チェスの名人にすぐやってもらう手と熟考してやってもらう手二つを検証した結果実に8割以上の人がどちらでも同じ手を打つのだという。
(これはその道のプロだから確率が高いのでアマだったらもっと確率は下がるだろうと樺沢さんは分析していた)
私はアマだけど曲がりなりにも何十年も詩作に携わっているので6割はいっていないかと(甘い?)
私の場合は今までそこそこいいといってもらえたり自分も好きな作品はほぼ一気書き直しほとんどなし。が圧倒的に多かったりするし。

他にもヒントが落ちていた。
テレビは捨てたので見たい番組があるとタブレットで「Tver」で見る。
「あちこちオードリー」にブラックマヨネーズが出ていたので見た。
二人のネタの仕上げ方は若林さんが思わず「羨ましい~!」と声が出るほど理想的だった。吉田さんは洞察力と分析力がはんばない。小杉さんは瞬発力と人間的魅力がはんばない。互いが弱いものを見事に補える奇跡に近いコンビだもの。そのネタ作りで吉田さんが言っていたことが印象的だった。
「漫才よりラジオのほうが小杉が面白いと気づいた」(私も実際にラジオを聞いていたからよくわかる。TVはそこまで追わなかったけどラジオはユーチューブで←あ!。一気にたくさん聞いたりしていた)
その理由を分析した結果
「漫才では自分が書いた小杉に言わせる言葉を小杉が話していてラジオでは小杉そのものが話していたから」
それに気づいてネタ作りを変え

俺がこう言ったらお前はどう言う?(吉田さん)
俺やったらこう返すわ(小杉さん)

もう結成して5.6年経っていたコンビにもかかわらず互いにネタ合わせ中爆笑しまくったそうだ。
劇場にかけたらいまだかつてないほどウケたらしい。
そのネタでM1を獲得した。

吉田さんはリアル吉田さんで小杉さんはリアル小杉さんで。
そういうネタしかしないとふたりで決めている。と。

なるほどーーーーーーーーーーーーーー!!!

これ、めっちゃくちゃ詩作にも応用が利く大切な大切なことなのよ。
伝わるのよ!
リアル(たとえフィクションネタであっても)に肉薄してるかそうじゃないかって!格好つけてる。言葉が借り物。バレちゃうのよ読み手に!

考えたら私も
書き直したことによってそれが若干リアル網野がブレでしまった可能性が高い。
思わぬところで作品を書き直して再提出のヒントをもらった気がする。
やっぱりお笑いってすごいわ。大好きだわ。

ここらへんを踏まえて。
また、検証を続けていこう。
模範解答なんてない。少なくとも私にとっては。
頭でっかちにならずやってみながら
私だけの答えをじっくり見極めていこう。

                 (おしまい)

アンビリーバーボーな薄給で働いているのでw他県の詩の勉強会に行く旅費の積立にさせていただきます。