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日々の積み重ね

ドロドロ 続き

医療従事者として日々過ごすということ

コロナのパンデミックが始まった。
病院は混沌としていた
テレビで感染拡大と言っている頃には、もう院内は受け入れ困難でパンクしていた。
かかりつけの患者さんすら断らなければいけなく、患者さんを選んで受け入れるしか方法はなかった
緊急患者の受け入れをやっていた私は、本当に心が折れたし世の中はひどい状態だと思った
救急車は呼んでもこれない、2時間以上待ち、徒歩10分のクリニックからの搬送要請ですら、足がない患者さんは病院に向かうことすらできない
他県の全然知らないクリニックからの問い合わせも何件かあった。
1ベットを何人もの患者さんが取り合う状態で、スタッフのイライラは増し、人手不足もあり、限界は超えていた
医療従事者ではない人と話すとやはり感覚の違いを感じたし、分かり合えることはないなと思った。患者さんと接している私たちが気をつければ感染状況が良くなるのか?気が狂いそうだったというか狂ってた

そんな異常な精神状態だったと知ったのは、退職してからだったが。

ふわふわと浄化されていくこころ

退職した。
理由はキャリアチェンジのため。
病院から離れて1ヶ月くらいは、変な正義感にかられた
ぼーっとしてる場合ではないのではないか、たった1人分の力だけど働くべきではないか
とか思ったりもした。
救急車の音を聞くだけでハラハラしたり、当時のことがフラッシュバックした
その後もぼーっとしたり、友達とご飯にいったり、趣味を楽しんだり、ひたすら動画見たり、無な日々を生きて段々と浄化されていった
人と話すのすら億劫で出来なかったけど、この4ヶ月でよく話すようになったと自分で思う
明らかに心持ちが変わった
ニコニコできるようになったし、物事を楽しめるようになったし、マイナスの感情から解放されている。

こんな自分の変化を自分で感じて、あ、私の心病んでたんだってやっと気づけたし、きっとあのタイミングでやめていなければ、本当におかしくなっていたかもしれない。

ありきたりだけど、出会いが私を変えていく

海外旅行をした。
これが1番の私のターニングポイントだったかもしれない
このことをこの記事に書くつもりはないが、また機会を見つけて書きたい
端的に言えば、すごくありきたりだけど、出会いが私を変えた。
そして、小さな選択の積み重ねと急に現れるチャンスとそれを手にする勇気で日々は作られている

みんなが自分自身の幸せを見つけて、手に入れて日々暮らせますように。

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