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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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ずっと独身でいるつもり?《ドラマ・映画の記録》

ずっと独身でいるつもり?
10年前に執筆したエッセイから一躍有名ライターとなった本田まみ(田中みな実)36歳、独身。自立した女性の幸せの価値を赤裸々に綴り、読者の指示を得たが、それに次ぐヒット作を書けずにいる。仕事にやりがいを感じながらも目下迷走中のまみは、自身の年齢に対して事あるごとに周囲から「ずっと独身でいるつもり?」と心配されている。

一方、まみが出演する配信番組をきっかけに交錯する女性たちー。

まみの書いたエッセイを支えに自立した生き方を貫く由紀乃(市川実和子)、"なんちゃってイクメン"の夫への小さな不満を抱えながらインスタ主婦を続ける彩佳(徳永えり)、パパ活女子として生計をたてつつも、若さを失うことに怯える美穂(松村沙友理)。

それぞれの異なる生きづらさを抱える4人が踏み出した小さな一歩とは?

『ずっと独身でいるつもり?』公式ホームページ

はじめに

《映画・本の記録》では特に印象に残ったシーンを考察しながら、自己満記録としてまとめていきます。

※この記事はネタバレを含みます。また、記事内の考察・感想は全て私個人の見解です。

気になったシーン・考察

■姑の古い考えとどっちつかずの彼氏

「まみさん、結婚したら仕事はおやめになるんでしょう?」

姑の第一声。ん?なんで?なんでそれが前提?

疑問しか出てこなかった。ていうか理解ある彼氏なら、今ここに一緒にいるなら、反論してよーーー!!!!!

自分の母親の意見にも彼女の意見にもどっちつかずで、なーんにも考えていなさそうだった。

なんやかんやで結婚を決意したまみが、ブライダルチェックに誘うと「え?俺も必要?男なのに?なんか怖いし・・・まみだけじゃだめ?お願い」という始末。

仮に子供が産めないとなって自分が原因だと分かった時、彼はどうするんだろう?家族になるっていう意味をきっと理解できていない。軽すぎる。。

映画内での不快要素はたくさんあるんだけど、この発言が1番だった。

■結局、子育ては"女性がするもの"なのか


世の中にはたくさんいるだろう、なんちゃってイクメン夫

彩佳の旦那もその1人。

同窓会に行く日だけ子供の面倒を見ていてほしいとお願いし、その時はOKしたものの(この時も気だるそうな顔してた。彩佳も見逃してなかったと思う)

当日は用事をつけてドタキャン、結局彩佳が面倒を見ることに・・・。

子供とは遊ぶけど、泣き始めると「彩佳じゃないと泣き止まないよ」と自分が面倒だと感じることは押し付けてきて、不快だった。

ここのシーンを見ていたら、ハライチ岩井さんを思い出した。「イクメン」という言葉があまりにも自然にあるからか、疑問にすら感じていなかった自分が恥ずかしかった。

余談だけど、私は彩佳を演じていた徳永えりさんという女優さんの演技が好き。『恋のツキ』というドラマもとっても素敵でした。また観たいな。

■あんまり共感できなかった2人の登場人物

1人目はパパ活女子の美穂。

今までお金をもらって会っていた人に対して、あんな暴言を吐けるのはなんでなんだろう。

そういう人がいなくなった時、美穂にはなにも残っていなくて、空っぽだった。

2人目はまみのファン兼アンチの由紀乃。

まみの発言に翻弄され、アンチになったかと思ったら、最後にはまたファンに戻る。

コロコロ変わるの怖い。でもこれがリアルなんだろうか・・・。

人からの見られ方や、人の意見にふりまわされる2人はどこか似ているような気もした。SNSの悪い部分が垣間見えてたな。。

さいごに

もやもやが残る映画だけど、現代的な映画で気付かされることが多かった。

結婚したら家庭に入るのが当然、女性が子供を育てる。

なんて古い考え方なのだろう。

自分の人生だし、好きなことをして生きていきたい、それを理解してくれる人と一緒に子育てしたい。

映画の進み方とかがなんとなく好みだなと思っていたら、『深夜のダメ恋図鑑』のふくだももこさんが監督だった。

5年後に観たらまた考え方や見え方も変わるかもなーなんて。

(その頃には私も周りの友達も結婚してたりするのかな??)



ここまでお読みいただきありがとうございます❤︎





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