見出し画像

ファミナン紹介①「短距離の名門」10号族〜明日はスプリンターズS!〜

こんばんは、やさ島です。
明日10/1(日)からいよいよ秋のG1シーズンが始まりますね。
明日はスプリンターズSということで、今日は「短距離の名門」10号族の紹介をしたいと思います。
このブログをはじめてご覧になる方、ファミナン(ファミリーナンバー)ってなに?という方は以下の記事も併せてご覧ください。

早速ですが、10号族が「短距離の名門」たる所以を見ていきましょう。
ちなみに、「短距離の名門」というキャッチコピーは私が勝手につけました。10号族に限らず、どのファミリーも個性豊かなので今後も少しずつ紹介していきたいと考えています。

まずはじめに、10号族のシェアについてです。
10号族のシェアは約2%です。およそ20頭に1頭という割合ですので、1頭も出走がないレースも多いです。

現役の活躍馬にはアートハウス、アフリカンゴールド、ブレークアップなどがいます。
次に、10号族の代表馬を紹介します。10号族の1990年以降生中央平地G1勝利馬の一覧は以下の通りです。

10号族の中央平地G1勝利馬(1990年生〜)

各レースの距離・着順については凡例の通りですが、牡馬については赤(1200m以下)と黄色(1201m〜1600m)の異常な多さが目に付くと思います。牡馬の芝G1馬は7頭いますが、6頭に1600m以下G1勝利実績があります。ダートG1馬のメイショウボーラーにもスプリンターズS2着の実績がありますね。
牡馬とは対照的に、牝馬は距離を問わずクラシックにめっぽう強いです。また、3着内実績のあるG1全てが牝馬戦というのも特徴的です。距離適性の幅が広く、完成が早いのかもしれません。
(牡馬・牝馬で傾向が異なる場合があるのもファミリーナンバーの特徴です。他には、例えば8号族や9号族に牡・牝の大きな差がみられます。)
とは言っても、これがどのくらい異常なのかあまりピンとこないかもしれません。ここで、シェアが同じ2%台の20号族について同様に調べた結果を見てみましょう。

20号族の中央平地G1勝利馬(1990年生〜)

色合いがかなり違うのがわかると思います。20号族中距離以上を得意とするファミリーで、アジアを中心とした海外での活躍が大変特徴的なファミリーです。また、20号族については牡馬・牝馬の傾向が近いのもポイントです。牝馬に関しては古馬戦・牡馬混合戦でも実績があるのが特徴的で、ここは10号族の牝馬と大きく異なる点です。
たまたまですが10号族の牝馬とは活躍した年代が大きく異なる馬が多いので、牝馬が牡馬戦でも活躍できるようになったという時代の変化の影響もあるかもしれませんが、少なくともファミリーごとにかなりカラーが違うということは伝わったのではないでしょうか。

今後も定期的に各ファミリーについて紹介していきたいと思います。ファミリーナンバーを知ってもっと競馬を楽しみましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?