暮らしマルシェ vol.3
始まるときはいつだってそんな感じ
タイトルになっている“暮らしマルシェ”
実は、約10年前に、AMIGO KITCHENの母体とも言える映画館CINEMA AMIGOで、もともと個人で物作りをしていた当時子供が生まれたばかりの若いママたちと一緒に、毎週金曜日(この日が私のCINEMA AMIGOでのランチ担当曜日だったので)店内を開放して暮らしを彩る様々なモノと情報を発信する拠点にしようとつけた名前です。
みんな、何かやりたかった。発信する場所が欲しかった。
その後、こどもたちの成長に合わせて、毎週では大変になり、月一へ。
先日インスタのブックカバーチャレンジの初回に紹介した陶芸作家の安江かえでちゃんも、毎週器と無農薬レモンをもって参加してくれてました。
彼女は、インフルエンザで高熱を出して寝込んでしまい、きっと本人も驚いたであろうくらいにあっという間に悪化して帰らぬ人となってしまったけれど、暮らしマルシェには欠かせないメンバー。
やがて、私がコーディネートし運営を任された、赤坂のアンティーク家具c:hordの倉庫兼スタジオであるc:hord hayama antiques & book caféへと場所を移し、年に1~2回。
そのうち、県外へ移住する家族も出て、無駄に忙しくイベントの準備もおぼつかなくなって、名前だけが残ってしまった。
あのとき書いてもらった暮らしマルシェの看板は、すごくかわいかったのに、映画祭(逗子海岸映画祭)で浜に持ち出して以来行方不明だな。
みんな、環境を自分で開拓し、更に物作りのクオリティを上げ、進化している力強いしなやかな女子たち。
と、そんなわけで、“暮らしマルシェ”はただのタイトルではなく、私にとって、暮らしに根付くいろいろが詰まった、中身のしっかりある物語のタイトルなのです。
本日の簡単クッキング vol.2
さて、今日のレシピは、当時のべジプレートや暮らしマルシェのランチプレートに乗っていたシンプルな丸パン。
酵母と粉と塩と水だけで作る、シンプルな食事パンなので、いろいろアレンジも効きます。
三浦の充麦から分けてもらった全粒粉で焼いていたので、粉の旨味が最大限に味わえるパンでした。
【ハイジの丸パン】
10個分
【材料】
・全粒粉 または 強力粉 500g
・ドライの天然酵母 9~10g
・塩 9g
・砂糖 大さじ1(酵母のえさとなる)
・ぬるま湯 400ml
【作り方】
1. 粉を250gずつに分けておき、半分にはドライ酵母と砂糖を加えて均等になるように混ぜ、そこにぬるま湯を加えて、木べらで滑らかになるまでよく混ぜ合わせる。
2. 残りの粉と塩を合わせて、1の生地に加えて全体がまとまるように捏ね上げる。
3. 表面がツルっとして、手につかないくらいになったら、丸めてボールの中に入れ、ぬれ布きんなどで表面が乾かないようにして、暖かい場所で発酵させる。
4. 生地のふくらみが二倍程度になっていたら、手早く10等分に分割して成型しベンチタイム10分。
5. ベンチタイムが終わったら、再度ガス抜きしながら丸めなおしてオーブンのプレートに並べ、布きんをかけて約30分放置して二次発酵を促す。
6. 表面に粉を振るい、210°のオーブンで13~15分で焼き上がり。
次回はこのパンに合う、超簡単自家製ホイップバターを。
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