見出し画像

何のためにハンドメイド販売を続けているのか?という話

こんにちは!
あみぐるみ作家のみさきちです。

私は毛糸で作るお人形『あみぐるみ』を制作&販売をしているハンドメイド作家です。
作家歴は10年目、昨年開業届を出して個人事業主になりました。

2014年にminneに登録してネット販売するところから始まり、
その後ハンドメイド系イベントへの出展や
アートギャラリー様の企画展への参加、
完全オーダーメイド作品の制作、
最近は京都のお土産屋さんへの納品も始まったりして
忙しくも楽しい毎日を過ごしております✨🙏🏻✨

そんな私ですが、6年前までは長らく事務系の会社員として働いていました!
その中でよく考えていたのは、『自分は何のために働いているんだろう?』ということでした。
あなたは何のために働いていますか?と問われて出す答えは本当に人それぞれで、唯一の正解なんてものはないのかもしれません。
でも、やっぱり自分の生活費のためだったり家族を養っていくため、本当は働きたくないけど仕方なく働いている、という人は多いんじゃないでしょうか。
私も『お金のため』以上の答えがなかなか見つけられず、何だかうっすら苦しいなぁ、つまらないなぁと思いながら働いていました。

そんな中、働いていた部署が突然消滅することになり、あれよあれよという間に私は専業ハンドメイド作家としての道を歩むことになります。
辞めたばかりの頃は、どうやったら軌道に乗るか、生計を立てて行くにはどうすればいいか…とお金のことばかり考えていたような気がします。
もちろん、それも大事なことなんですけどね!
自分としては可愛いものを作っているはずなんだけど、何だか今ひとつ成果が出ていないような…
と、モヤモヤした気持ちを抱えたまま2年ほど過ごしていました。
そしてあのコロナ禍がやってきます💦
予定されていたリアルイベントはことごとく中止!これからどうなっちゃうの〜、と不安しかない日々…
そんな中、時間もあるしオーダーメイドに注力してみよう!と思い宣伝に力を入れてみたところ、ありがたいことに何件か注文を頂きました。

その時、
『今は自由にお出かけできないですが、あみぐるみの存在が励みになっています。
いつかまた前のように外に出られるようになったら、あみぐるみと一緒に楽しめるように
それまで頑張りますね』
と言って頂けたのが今でも忘れられません。
コロナ禍で何もできないと思っていたけど、こうやって喜んでくれる人がいる。
辛い現実の中でもあみぐるみで幸せを届けることができたんだ!
と思えて、それから仕事に対する意識がものすごい勢いで変わっていったと思います。
すると不思議なことに、そこから仕事が徐々に軌道に乗り始めたのですよねぇ🤔
それまでは『自分が自分が』ばかりで本気でお客様のことを考えていなかったな…と…
まずはお客様にこうすれば喜んでもらえるかな?ここをもっと改良すれば嬉しいって思ってもらえるかな?と思うようになりました。

だから、何のために働くのか?何のためにハンドメイド販売を続けているのか?と聞かれれば、今の私は『誰かに少しの幸せを届けるため』と答えます。
綺麗事に聞こえるかもしれませんが、心からそう思っています。

この記事が参加している募集

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?