KeyTouchをはじめてみた話

1.KeyTouchとは

KeyTouchとは、子供の科学の連載とも連動しているプログラミング教材です。

プログラミング教材といっても色々ありますが、
KeyTouchをざっくりあらわすと
「USBでパソコンにつなぎ、キーボード入力ができる外部装置」です。

ちょっとなにを言っているかわからないという方も、購入を検討している方もいただければ幸いです。

2.KeyTouchが届きました

こちらが届いた状態。画像7

ランチボックスセットなので長方形の段ボール箱の中にきれいに収まっています。

一通りセットするとこんな感じ。画像3

蓋を閉めるとこのようになります。画像5

では実際につないでみましょう。

3.KeyTouchをパソコンにつないでみる

私の場合はMacBook Proですが、
普通にUSB接続すればオッケー。

写真を撮りそびれてしまったのですが、
初回接続時に「キーボードを接続した」というポップアップメッセージが画面に表示されました。
このことからもKeyTouchはキーボード入力のできる外部装置ということが分かります。

基盤の下段にはAからHの文字が書かれていますが
これがアルファベットのキーの意味を持ちます。
画像7

Aの金属部分とアースの金属部分をワニ口クリップで接続すると、KeyTouchからパソコンに「Aを入力する」という命令が送られるというわけです。

チュートリアルでは、スクラッチのページを開いてすぐにプログラミングを動作させるようになっていますが、まずはテキストエディタから実験してみましょう。
それがこちらの様子です。画像6

わー
なんかいっぱい文字がでてますね

基盤のAとアースを接触させるたびに、連続でAが入力されることがわかりました。
なお、KeyTouchと入力は以下の対応になっています。

右カーソル移動→ロータリーエンコーダを右回転
左カーソル移動→ロータリーエンコーダを左回転
数字入力→超音波センサを作動させる
(センサーと遮蔽物の距離によって数値が変化)

画像7

写真は、ワニ口クリップの間に色々なものを挟んで電気信号が流れるかどうかの実験です。

このようにKeyTouchはワニ口クリップを使うので

ワニ口クリップを接触させることで電流を流す

電流が流れるとパソコンに信号が送られる

信号の内容が表示される

という一連の流れを理解することができました。
自分の手を動かすことで電気信号を発生させるので、プログラミングの基礎の基礎が学べるのも良い点ですね。

4.KeyTouchのメリット3つ

世の中にはいろいろなプログラミング教材がありますが、KeyTouchのメリットを3つ上げてみました。

①具体物に触れられる

KeyTouchの良い点は具体物に触れられると言う点です。
実際に手を動かして配線をしたりおもちゃを作って連動させる事は、画面上の仮想的ないわゆるプログラミングよりも仕組みを体得しやすいのです。

また、未就学児〜小学校低学年児がひたすらパソコンの画面に向かうことに不安を感じる保護者も少なくないと思いますが、
KeyTouchは「プログラミング工作」ですのでデジタル漬けにならない安心感もあるでしょう。

使用する部品もメインはワニ口クリップですので、幼児にはほど良いサイズなのも安心です。

②プログラミングだけでない
    Maker Movementに繋がる
6歳児は
「今度は電車を走らせて電車を上手に止めるプログラミング(ゲーム)をつくりたい」
と言いました。
ロータリーエンコーダーの円形ハンドルを電車のハンドルに見立てて案が浮かんだようです。

年少者は実物があった方がアイディアが湧きやすいですし、プログラミングにとどまらない発想力・発明力を養う教材としても期待できます。

③入力が単純である
前述したように、KeyTouchはA〜Hの入力と、エンコーダ、距離センサの3種類から成っています。
プログラミングの基本は、
インプット→処理→アウトプット
ですが、そのインプットに当たる部分を3種類に絞っている点が複雑すぎなくて良いと感じました。

Arduinoのように拡張性はありませんが、限定されているからこそ初心者にも分かりやすく、創意工夫が生きるのではないかと思います。

【どっちがよい?】単品とランチボックス

今回子供の科学とコラボしているランチボックス付きのものを購入しましたが、このダンボール製の箱があるかないかで3500円ほどの値段の差があります。

初めは箱がなくてもいいかなと思ったのですが、結果的に6歳児(年長)はボックス付きのほうがよかったです
箱に収まるので整理がしやすく、配置がはっきりしているところも理解しやすさに繋がります。
小学校中学年以降だとなくても良いかもしれませんが低学年だとあった方が良い印象ですね。

以下、初心者がつまづきそうな点をまとめました。

Q.パソコンにつなぐと画面に数字とか「あああああ」とか勝手に出てくる!

A.KeyTouch本体は、パソコンからはキーボードとして認識されてます。配線していたり超音波センサーの上に手をかざすとキーが入力されてしまうので、正常の動作です。
👉お手元から離しておきましょう

Q.ジャンパワイヤーが足りない!

A.ワイヤーは割けます。割いて使いましょう。
1本ずつ割いてもいいし使う分だけ割いても良いです。お好みでどうぞ。
👉割いて使いましょう

Q.配線がよく分からない!

A.配線の向きはカラーの説明書ではなく、センサーの説明書に載っています。図の通り、内側が内側、外側が外側になるよう繋いでください。👉それぞれの説明書の図の通り繋ぎましょう。

画像7

Q.なにをしてよいか分からない!

A.子供の科学の特別サイト
スタプロのKeyTouchのページを見てみましょう。
https://prog.kodomonokagaku.com/category/keytouch

たのしいKeyTouchライフを!

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