アイドル最後の日にした話
「皆さん、今日はLOVEbiteの解散ライブに来てくれてありがとうございます。
私はアイドルにずっとなりたくて、なりました。
アイドル向いてないだろうなって思って始めたんですけど
やっぱり向いてないなーって思っちゃうことが結構多くて
あんまりうまくいかないことがたくさんあって
私のせいで嫌な気持ちになった人もいると思うし
LOVEbiteのこと好きだけど私がいなかったらもっと好きだなって思ってた人もいると思います。
そういう人には、最後まで居座ってしまって申し訳ない気持ちです。
ごめんなさい。
アイドルを始めるってなった時
始めたいってお父さんとお母さんに言った時
「あみは精神が強くないからアイドルになるのやめてほしい」
ってお父さんとお母さんが泣きながら猛反対してくれたことがあって
その時は結局アイドルにはなれなかったんですけど
でもやっぱりアイドルになりたいって思ってあやにDMして
今こうしてアイドルとしてステージに立っています。
アイドル活動は辛いこと楽しいこといっぱいあって
本当に辛い時期は
「お父さんとお母さんの言うこと聞いておけばこんなに辛い思いしなかったのかな」
って思っちゃう時もあったけど
アイドルになったことを後悔はしてません。
だけど
「私はLOVEbiteっていうグループにいて、こういうメンバーがいて、こういう曲を歌って、こういう素敵なファンの皆さんがいて......」
っていう話をお母さんとかお父さんにしてみたかったなっていう気持ちはあるので、それができなかったのはちょっと心残りです。
私は自分の素直な気持ちを人に話すのがあんまり得意じゃなくて、
自分的にはお説教したつもりだったのに「面白い冗談だね」って言われることもあったりとかして
あんまり伝わらないことが多いんですけど
今日はちゃんと伝えたいのでできるだけ素直な気持ちを素直な言葉で言います。
私は正直もうアイドルは2度とやりたくないです。
でも、私はアイドルになれて本当に本当に良かったです。
私がアイドルになれたのは、ここにいる大好きなメンバーと、スタッフさん、関係者の皆様、
そしてここにたくさんいる、ここにいない方も合わせて私を応援してくれたファンの皆さんのおかげです。
皆さんのおかげで、私はアイドルになれました。
私をアイドルにしてくれてありがとうございました。
2年1ヶ月、本当に本当に幸せなアイドル生活でした。
ありがとうございました。
LOVEbite 鈴森あみ」
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