見出し画像

NYで働くため、アメリカの就労ビザを取得

シンガポール活動を経て、いよいよNYへ行くことになりました。前回の記事終盤で話していたビザの話を、ここでは具体的に話したいと思います。

◆就労ビザ取得の流れ

NYでモデルとして働く(きちんと報酬をもらう)には、アメリカのビザが必要。様々な種類がある中で、私はO1(オーワン)と呼ばれるアーティストビザを取得しました。

ビザ取得の流れとしては

①日本の事務所が、私の活動実績を証明するため、実際にお世話になっている各クライアントに掛け合い、書類にサインをしてもらう

②それらの書類がNYの事務所に送られ、事務所が依頼した現地の弁護士により申請がされる

③許可が下り次第、日本のアメリカ大使館で面接を受ける

→ビザ取得!!

という流れでした。かかった期間は最短とも言われる半年。尽力してくれた両事務所には本当に感謝しています。

◆アメリカ大使館での面接へ

面接は、受験者皆が一列に並び、順番が来たら面接官のいる窓口へ行って一対一の英語面接。
私が受けた時は3人の面接官がいましたが、どの人に当たるかは前の受験者の終了時間によるため、全く予想がつかない状態でした(その間に待ってる人たちの緊張が伝わってくる。。)。

面接官の中には厳しそうな雰囲気の人も…その人に当たった人は皆、時間がかかっているようだったので、絶対あそこには当たりたくないな〜…とひやひやしました(でも”当たりたくない!”と強く思うと逆に引き寄せそう、、とか考えて、”いや、当たってもいいんだけどね?”と逆の発想をしてみたり笑)。

そして私の番。運良く、強面ではない面接官に…!

当時の私、外国人とスラスラ会話ができるような英語力もなく、言ってることは理解できても返答が中々うまくできないという状況だったのですが、担当面接官の優しさに助けられ、なんとか会話を繋ぐことができました。
モデル業に関して、実際に働いたことのあるブランドの名前を出した時も、
”僕はブランドにはあまり詳しくないからなぁ笑”
と言いながら、明るく会話してくれる方でした。今思うと、本当にラッキー!彼に担当してもらわなかったら、ビザを取得できていたかどうか…!感謝しています。

面接までの待ち時間は何時間もあったのに、それ自体はものの5分程度で終了。3年分のO1ビザを取得することができました。

◆ビザにかかる費用

ちなみに、ビザ取得にはかなりの費用がかかりました。

私の場合は、NYで申請手続きを行なってくれた弁護士への報酬も含め、合計6000〜7000ドルでした(当時のレートで70〜80万!大金…!!)。

もちろん、担当してくれる弁護士を選べば、もっと安く抑えてくれる人も見つかるかもしれません。でも、出来るだけ迅速に、なおかつ確実に取得したい場合は、多少自分にとって痛い金額でも払ってしまった方がいいかもしれません。
最初にしっかりとした方法で取得しておくと、その後の更新も簡単にできます(実際3年後に行なった私の更新は、面接を再度受けることもなく、郵送でたった10日ほどの時間しかかかりませんでした)。

費用支払いの方法は事務所によって異なるかと思いますが、私が所属するNY事務所の場合は、まず事務所が立て替えてくれ、現地で働き始めたらその報酬から天引きされていく、というシステムでした。
まだ現地でどの程度働けるかもわからないモデルに、それだけのお金を用立て、ビザ取得に動いてくれる…よくよく考えたら、事務所にとってはものすごい”賭け”です。そう易々とモデルを所属させないはずだわ、と今さらながら納得できます。ビザ費用分を返済し、さらにそこからプラスに持っていけることを見越して、所属させるに至るのです。

当時の私はといえば、そんな事務所の考えなど全く頭にありませんでした。ただ所属できるという事が嬉しくて、”ビザの費用も先行投資だと思って頑張ろう!”とやけにポジティブに考えていました。怖いもの知らずな度胸、あっぱれです笑

でも、やりたいことに関しては、それくらい真っ直ぐでもいいのかもしれません。あれこれ考えて準備するのも大切かもしれませんが、なりふり構わず突っ込んでいく勢いも同じように必要です。
けれどここで話したことは、あくまでも私の場合の話。やり方は一つではないので、私の話は参考程度に、自分のやり方を信じて向かっていってほしいです。ぜひ、その過程も楽しみながら。

***

最後まで読んでくださってありがとうございました。良ければフォローとスキ(♡ボタン)もお願いします!

この他にも、instagramtwitterVoicyもやっていますので、ぜひそちらもフォローをよろしくお願いします。

Have a good day:)



鈴木亜美のnoteにさらなるサポートをしていただける場合は、ぜひこちらからお願いします!いただいたものは、より良い記事を書くために使わせていただきます。