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夢十夜①

第一夜

こんな夢をみた。私は知らない建物の中にいた。しかしそれを私は自分の家だと思っている。母と2人でその家に帰ってくる。
5段ほどしかない狭い階段を上がると、着物を着た女の子の人形があった。綺麗ではあったが、直感でこの子はまずい、と思った。すぐさま指で目潰しをした。すると、するするとプラスチックでできた目玉が飛び出して来て、奥から新しい目玉が出て来てピタとはまった。
母と、これはまずい、これはまずい、と、慌てた。家に入ると、窓という窓に、鏡という鏡に、人がいた。両手をつけ、顔を押し当てている。表情は読み取れず、のっぺらぼうのようだった。
母が玄関を開けてしまった。そいつらが中に入ってくる!と、恐怖し、目が覚めた。

恐怖を拭い去ろうとベッド脇に置いたスマホを探したが、床に落ちていて、結局部屋の電気をつける羽目になった。しょうがないからトイレに行くと、勝手にロック画面のスクリーンショットが撮れて、その夜1番の恐怖となった。

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