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物事の「理由」と「きっかけ」は別
上の図は
「理由」と「きっかけ」ってまた
別のものですよね…
同じとは限りませんよね…
…という図。
物事には
そうなっている「理由」が
あるのですが、
そうなった最初の出来事、
「きっかけ」はまた別で
きっかけと別のところに
理由があったりします。
以下、
不登校日誌より
不登校の要因ときっかけの話。
***
子どもが不登校になる要因は様々ですが、
令和3年度の文部科学省の調査によると、
本人の「無気力・不安」を要因とした
不登校の割合が他の項目を
大きく引き離し1位になっています。
コロナ禍による環境の変化を
子どもの無気力の原因だとする説もありますが、
この調査結果だけではわかりません。
![](https://assets.st-note.com/img/1684019902033-FCjXlcig7s.jpg?width=800)
この調査の前年、
令和2年度に行われた調査では
「最初に行きづらいと感じ始めたきっかけ」の
上位は
「学校の先生のこと」
「身体の不調」
「友だちのこと」
「勉強のこと」
「生活リズムの乱れ」
でした。
不登校問題を考える際は、
令和2年度の調査にあげられた
理由も視野に入れる必要が
あるでしょう。
不登校理由はここにあげられたものが
すべてではないです。
IQや学習意欲が高い子どもが
学校の学習に物足りなさや疎外感を感じる、
いわゆる「浮きこぼれ」と呼ばれる子どもが
不登校になるケースや、
好きなこと、やりたいことを優先した結果として
学校に行かない選択をとる子どもなど、
実態調査には取り上げられていない
事例も多いです。
複数の理由が
からんでいることもよくあります。
学校に行けなくなった理由や、
その背景にあるものが何であるかを探り、
状況に応じた適切な支援をとることが、
不登校の子どもを支えるために
必要だと言えるでしょう。
***
![](https://assets.st-note.com/img/1684020499666-aVVlI5Z1RL.jpg?width=800)
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