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無理してまで頑張らなくていい。自分のペースで生きよう!

はじめまして!amiと申します。

うつ、混合性不安抑うつ障害を抱え約10年。体験談やそれをふまえて感じたこと、考えたこと、学んだことを綴りたいと思います。

自分の整理をしながら、誰かのお役に立てていたら嬉しいです。

初回は「頑張らなくていい」と思えたきっかけをお話します。


きっかけは「うつ病」の診断

皆さんは、ご自身が「うつ病」との診断を受けた時どんな気持ちでしたか?自分がかかるとは思っておらず、ショックだった方も多くいらっしゃると思います。

しかし、私の場合はかかりつけの医師から「うつ」であることを認めてもらうこと、それを素直に受け止めることで心が軽くなり、とても過ごしやすくなりました。

その理由についてご説明しますね。

診断を受ける前の考え方

高校3年生の秋に登校出来なくなった私は、母に連れられ駆け込みで精神科にかかり「うつ病」と診断されました。

しかし、その後色々と心配した両親がクリニックを調べてくれ、漢方薬を中心に処方を行ってくれる心療内科に通うことになりました。そのクリニックでの診断は「うつ病」ではなく、「うつの症状」が出ているものの極端に低い血圧のせいで引き起こされている症状だとのことでした。

正直うつ病でなくてホッとしたのは私だけでなく、両親もだと思います。

先生もとても親切で親身にお話を聞いてくださり、私も治療のために色々と試行錯誤して過ごしていました。

しかし、「病気じゃないなら、他の皆と同じように頑張らなくては」という変なプレッシャーも感じていました。

そもそも他人と比較してしまいがち・評価が絶対と考えがちだった私は、通院していたにも関わらず考え方を変えるどころか、頑張りすぎてどん底に落ちる…という経験を更に2度も繰り返してしまったのです。

同じフィールドで頑張らなくてもいい

「うつ」の診断をもらったのは、現在通っているクリニックの先生からでした。人生において3度目のどん底(休職中)のときに、ふと先生に聞いてみたのです。

「私はうつなんでしょうか?」

答えはイエスでした。
その瞬間「なんだ、私、うつだったんだ。じゃあ他の人と同じフィールドで頑張らなくてもいいんだ。」という考えが頭の中をよぎりました。

「うつ病」である自分を受け入れることで、そんな自分のペースで生きればいいのかもしれない、と初めて思えることができたのです。

現在の生き方へ

その後会社に復職することも挑戦しましたが、まだ寛解していたわけでもなかった私は無理をしない道を選びました。
その時は葛藤もありましたが、結果今となっては良かったと思っています。

そもそも「同じフィールド」でも「勝負」や「比較」はしなくていい、という考えはこの時点では持っていませんでしたが、うつの診断は私にとって思考が変わる大きなきっかけとなる出来事でした。

自分に無理してまで頑張らなくていい。

ペンギンだって鳥と比較されると「どうして飛べないの?」と言われてしまうけれど、個に目を向ければ泳ぎの達人です。

私たちも、自分に合ったペースで生きたいですね。

そして皆が自分に合ったそれぞれのペースで働ける、そんな世界になったらいいなあ。

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