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短文バトル「手紙」オススメ記事

前回まで短文バトルのオススメをTwitterで書いていたのですが、今回からnoteで書くことにしました。

さて、今回の短文バトルお題は「手紙」。

私は現在も恩師や友人と文通することがあります。ですが、今回文章を書く時にすっかり忘れていました。みなさんの手紙についての文章を読んだことが呼び水となり、自分の忘れていた様々な記憶が呼び起こされました。同じお題で書く「短文バトル」の楽しみ方のひとつだなぁと思います。



それでは、オススメ記事です。

1つ目は、鈴木美由紀さんの記事。

いつもの世界であったならば、春は暗い冬を終えて意味もなく新しいはじまりに胸を踊らせる季節。おひさまの下、美しく咲き誇った花たちを眺めて心が解けていく。

柔らかく甘い春の恵みを食し「あぁ春が来たなぁ」なんて言って。
今年はそんな季節を迎える前に、私達はそれぞれの箱の中で世界と距離をとって暮らしている。冬とも違う、はじめて体験する重々しい春。もはや春なんて無かったと言いたい今の世界。


そんな日々に受け取る手紙と、春の恵みでつくった母の味。読んでいるこちらまで、心ほぐれていくような文章でした。


2つ目のオススメは、アマニョッキさんと野口一郎さんの記事。

授業中に手紙を回すことは、男子・女子(現在この分け方を使用していいのかわからないけど) 問わず通ってきた青春のワンシーンだろう。

しかし、同じ授業中に回す手紙にも女子(マインドを持った人)は「かわいい」を求めるのだ。そして、その「かわいい」は地道な練習によってできている。

特に役に立つわけでもなく、忘れてしまうようなことでも、「かわいい」で世界を埋め尽くしたいと思っていたあの頃に戻りたいな...なんて気持ちを思い起こさせてくれた文章です。

そして、そんな文章に返信するかのような形の野口一郎さんの記事。この記事の内容だけでなく、この記事自体が「手紙」になっているのでは?と思わずにはいられない並びでした。

女子中学生の純朴さと大胆さの2面性を、是非2つの記事を併せて楽しんで欲しいです。


最後は、愛月ラブムーさんの「メアド」。

引用の機能を使って、手紙風に投稿している演出が素敵だなぁと思いました。創作なのか?本当に読者へのお手紙なのか?わかりませんが、せっかく続けてきたnote継続して欲しいなと思いました。

SNSを整理するには、まだ早いのではないかと思いつつ、実際に突然自分が死んだらSNSはどうなるんでしょう?ずっとそこに存在し続けるのかな? もしかしたら、現実世界にあるお墓よりも、自分のSNSの方が長く残る日も来るのではないだろうか? SNSすべてに、時限爆弾のような機能が有れば、自分の突然訪れる死期に怯えることなく、SNSを使えるのではないかなぁと思いました。(すみません、横道に外れました)


今週末は、遠く離れたあの人に手紙を送ろう。

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