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仕事(フリーランスAV女優)


フリーランスAV女優三種の神器



 1.宣材(これはもちろん必須)。私が住んでいた部屋にプリンターはなかったので、ネットカフェで印刷をしていた。しかし、当時セルフではなかったので(今はおそらくセルフでできるだろう)、印刷された裸の宣材はフロントの店員が席まで持ってきた。外国人だった。「大丈夫ですよ、大丈夫ですよ。見てません」そんなわけはない。見たでしょ!と内心思いながらも私は、丁重にお詫びとお礼をした。恥ずかしいなんて言ってられなかった。でも裸を見せてしまうにしては、100円そこそこでは安い。一応プロとして損した気分だった。その後の印刷は知り合いに頼んだ。

 2.ホームページも作った。当時フリーでできるホームページ作成サイトもなかったし、SNSなんてもちろんなかったので、ホームページのソフト、ホームページビルダーと格闘し、自身のホームページを完成させた。我ながら、これはすごいと思った。自分が出演しているビデオの宣伝に利用した。

 3.国内のソーシャルネットワークの先駆け、mixiをご存知だろうか。ちょうどAV業界に入った頃2004年〜mixiの会員になった。当時のユーザー数は18万人だったという。私はmixiのおかげで業界の人との繋がりも友達もできた。退会したその後はアメブロで日常を書いていた。


  • フリーランスは自分で営業しなければならない分、やりがいがあった。うまくいったかどうかは別として、メーカーや出版社や写真家にアポをとって、それはもう必死だった

  • フリーランスでやっている女の子と知り合いにもなり、仕事を紹介してもらったりして、それなりに仕事はちょこちょこ入ってきた

  • 委託営業もお願いした。ドラマものを制作しているメーカーから主役で話が来た時は嬉しかったのを覚えている。張り切って撮影に臨んだが、初っ端から倒れて頭を打ち記憶を失い病院に運ばれ、撮影を中断させてしまった

  • その分のギャラはないだろうと思っていたら、しっかりいただいたことにはありがたかったのを覚えている

  • この作品はアマゾンでも高評価が多く、頑張った甲斐のある作品になった

  • しかも、事務所に入っていた頃より高いギャラの15万円。最初の撮影はカラミなしになったにも関わらず、この金額を2回いただいた。その後もこのメーカーからなにかと依頼がくる

  • 新宿のロフトプラスワンで熟女イベントに参加した。受賞はできなかったが、自分がランジェリー姿で人前に立ってパフォーマンスするとは思わなかった

  • 他にも、使ってくれる常連のメーカーが増えた

  • フリーランスはどちらかといえば小さい仕事が多かったが、いろいろな経験をさせてくれた




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