見出し画像

ちびっこのプチ逆襲

noteを読んでくださった方からK先生に対していろんなお言葉をいただきました。実はちょっとだけプチ逆襲をしたことがあります。そのお話を少しだけさせていただきます。


私がいた養護施設では毎年9月にこども祭りという名前で施設の子供と一般の子供が仲良くすることを目的にお祭りをします。その時に卒園生もよく来てくださいます。お祭りでは来ていただいた方は食べ物や飲み物が無料で食べられます。焼きそばやわたあめ、おもちやフランクフルトなどお食事は毎年様々でドリンクも一本無料です。

小さいお子さんや小学生の子供たちはボランティアで来てくださった工作のおじさんやおばさんと工作も体験できます。私も小学生の頃毎年勾玉を使ってました。


二十歳の頃に久々に自分と同い年の友達が3人来れるということでわたしもその年の養護施設の子供祭りに遊びにいきました。まだ現役の昔懐かしい先生方やまだいる在園生の子供たちと喋っている時に声をかけられ振り向いた時私は一気に顔が青ざめました。その話しかけてきた人は私をいじめてきたK先生だったのです。


「亜美〜久々じゃない!元気にしてたぁ?」

K先生は私とまるで仲が良かったように手を握ってきました。ふと見るとその手の左薬指にはキラキラした指輪がついていました。しかもお腹はふっくらとしててご妊娠されていました。そして横には旦那さんらしき男性の方がいらっしゃいました。

その時ちょうど私と世間話をしていた昔から私のことを見てくれた男性のO先生と女性のT先生は、K先生を警戒していました。後から聞いた話なのですがK先生は他の先生方にもいじめをしていたらしくO先生とT先生はそれを存じていてなるべくK先生が来た時には卒業生などに何かしないように注意をして見ていたそうです。


そんなことも気にせずK先生は私にいろんな自慢をしてきました。いい旦那さんに会えた、お金持ちでとっても優しい、子供もできて幸せだ、などなど。もう私にとってはただのどうでもいい話でした。今すぐにでもこの場から逃げたい。そしてK先生からされた嫌がらせやいじめがフラッシュバックしていました。

K先生の自慢話が終わった後にお腹の中の子供の話になりました。女の子だそうで産まれたら1番可愛がるんだ!と話している2人に私はついこう言ってしまいました。


「元気なお子さん産まれるといいですね!けど私や他の子にしたように火傷をおわせたり棒で殴ったり何時間も外に放置したり虐待しないようにしないとですね!それに施設でやったように男の先生に色仕掛けしたり不倫とかしちゃダメですよ〜!お幸せに!」


K先生は顔がどんどん笑顔がなくなっていきました。旦那さんは口を開けたまま呆然としていました。すぐに旦那さんは今のどういこと?と聞いていました。K先生は慌てていましたが私はさらに追い討ちをしました。


「もうあの頃から何年も経ってるけど私はあなたを許さないよ、養護施設の子供たちは家庭内で何らかの理由があってくる子供達ばかりだ。親から虐待を受けた子供たちや育児放棄をされ命を助けてもらった子もいるんだよ。あなたの教育は間違ってるしあなたは多分私達のことを見下していたんでしょう?今あなたが幸せなのは私にとってはどうでもいいことだよ。自慢話は他の人に言ってくれ。もう私と2度と関わらないで!私の足に一生残る虐待のアザは一生許さないから!」

その言葉を放った後すぐにその場を去りました。そのあとK先生がどうなったかは知りませんが私の心の中のモヤモヤは無くなりました。



その後先生と卒園生だけの飲み会に参加した時にいろんな方からよく言った!強い子になったね!とたくさん褒めてもらえました。T先生とO先生はお酒を交わしながら本当によく笑う優しい子になったと言ってくれました。


施設の先生や子供たちの中にもあまりいい人は多少いますがそれでも優しい先生や仲のいい優しい心を持った子供達もたくさんいらっしゃいます。私も卒園生として元養護施設の子供として社会に出て活躍できるような人になれるようこれからも頑張りたいと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

これからも頑張りますのでどうぞ宜しくお願い致します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?