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初めての師匠・プロになって

協会員になるために勉強しよう思ったはいいものの何からすればいいのかよくわからなくて1人で困っていた時に当時渋谷ウェルカムの店長だった鈴木店長が私に提案をしてくれました。

「橋崎に勉強を教えてもらえるようにお願いしてみなよ。多分教えてくれるし。」

その時期に関西のマーチャオから移動してきた橋崎祐輝プロがいらっしゃいました。私よりも9年も前からプロ入会している方でコテコテの関西人です。私は勇気を振り絞って師匠にこう言いました。

「協会のプロになりたいんです。勉強を教えてください。弟子にしてください。」でも最初はお断りされました。

「俺は弟子をとらん。他をあたってくれ。」

諦めずにお願いをしていたら渋々了解をしてもらえました。


プロ試験の勉強は筆記と対局時の所作などを教わりました。1番苦戦したのは筆記試験でした。元々点数がいまいちわからなかったしお客様や他のスタッフの方にサポートしてもらいながらだったのでいつも間違えていました。間違えるたびに師匠は私に怒っていました。

「お前はプロになる覚悟が本当にあるんか?こんなこともわからなければプロの資格は取れないぞ。」


悔しいけど言い返せずごめんなさいごめんなさいと謝り続ける私に師匠も困っていたのを覚えています。鈴木店長はその姿を見ていつもニヤニヤしてました。なんでだろう?と思ってた時に鈴木店長はこっそり私に教えてくださいました。

「橋崎は初めての弟子ができてどう教えたらいいのかわからないって言ってたよ。だから冷たいって思うかもしれないけどただ不器用なだけで亜美ちゃんのことを思って一生懸命教えてくれてるんだよ。それに答えるのがあみちゃんの仕事だよ。麻雀は複雑なゲームで難しいことがたくさんあるけど意外に簡単だから。がんばれ!プロになることをウェルカムのみんなは望んでいるよ。」

その言葉に後押しされて自分なりに頑張って試験に臨んだ結果ちゃんと正規合格をいただけました。

合格したときに師匠に連絡を入れたら"まぁあれくらいは誰でも合格できるからな"とラインで言われましたが心の中でちゃんと合格の結果を伝えられてよかったな!と安心しました。


今でも師匠とは仲良く話したり麻雀の結果やリーグ戦などのお話をしますが本当に感謝しきれない大切な師匠です。橋崎プロ、本当におバカで不甲斐ない私に教えてくださってプロとして育ててくれてありがとうございました。



ここまで読んでいただきありがとうございました。次は最後になりますがまた読んでいただけると嬉しいです。

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