読売ジャイアンツさん、球団としてもイケメンだった件

東京の医療現場を支援 原監督らが5000万円寄付
https://twitter.com/TokyoGiants/status/1253569670663352320?s=20
球団からも東京都に対して、医療現場で不足している医療用マスク「KN95」10,000枚と、サージカルマスク30,000枚、環境除菌用クロス(60枚入り)3,000パックを寄贈しました。巨人軍の社会貢献活動「G hands」の一環として、2019年シーズン中の勝利試合や記録達成時に行われたヒーローズプレートのチャリティーオークションの売上などを購入費に充てました。https://www.giants.jp/G/gnews/news_3914888.html

昨日このニュースを見て、ジャイアンツファンとしては、なんかもう何とも言えない気持ちになって泣きそうになりました。(もちろんいい意味です)

このコロナの騒動が始まってから、いろんな人がいろんな人を責め立てているのを見てきました。もちろん自分含め。不安で先行き見えないし、日常を奪われて自粛自粛、ストレスもみんな限界値に達してきているのかなって思います。そんな中、しれっとこのニュース。とても考えさせられました。

読売ジャイアンツさん、仕事できるただのイケメンだった。

もうあれですね。よく言われる”ハイスぺ男子”ってやつですね。球団のやり方が。「仕事できすぎな点」と、「立ち振る舞いがイケメンな点」について、感じたことをまとめようと思います。(完全に主観です)

①仕事できすぎな読売ジャイアンツさん
まず、早い。
とりあえず12球団の中で一番最初にこういうことをやった、っていうだけでかなり有利。
そもそもこの寄付、昨日今日考え始めたことじゃないと思う。いろいろ考えて準備してきて、昨日発表になったのかなと。だいぶ前から計画していたということ。私はいま自分のことでいっぱいいっぱいだし、通常業務がままならない中、みんな先が見えなくて組織が崩壊しつつある。会社としてどうするかの判断もギリギリ、部内の上司は判断や決断ができないから部下に指示を出せず、まとまらないカオスな状態。すごくイライラする。多分みんなイライラしている。まあでも不測の事態だし、仕方ないと思っていた。きっとみんなそうなんだろう、と。
野球界だってきっとそう。本来3月20日に開幕予定だったのが4月に延期になり、状況が良くならないからその後もどんどん延期。今は無観客での6月開幕説が濃厚。開幕がいつになるか分からない、開幕してもお客さんは入れられないからお金が入らない、選手の感染対策はどうするのか?開幕がいつかわからない中で、どうやってコンディションを維持するのか?素人で考えてここまで課題出てくるんだから、きっと現場は課題山積みだと思うし、自分たちもいつ感染するか分からないという不安を抱えながら、ギリギリの状態だと思う。
そんな中、「自分たちにできることは何か」ということをしっかり考えて、今最も必要なところに寄付をするって考えて実行した行動力に、完敗って感じでした。

ちょっと偏った見方をすると、こうすることで好感度と知名度のアップにもなるし、今まで野球に興味なかった人が、今回の件でジャイアンツを好きになるかもしれない。未来のお客さんを増やせる、という可能性を含んでいる。世の中的にも会社のクリーンなイメージをPRできる。プラスしかない。そして繰り返しになるけど、「12球団の中で1番目」というのがとにかくデカい。今後ほかの球団や著名人も、こういう寄付を始めると思う。素晴らしいことだけど、「ジャイアンツがやったからそれに続いたんだね。ジャイアンツがこういういい流れを作った!」感になりやすい。たとえ、巨人より先に計画をしていたとしても、実行と世に伝えるのが遅れれば、先に計画をしていたとしても1番とは言えない。「俺だって前から考えてたのに…」って後からいうやつは、ダサくないですか?
なんかもう仕事できすぎて… 一体どうやったらこういう仕事ができるんだろう?と純粋にうらやましく思った次第です。原さんが考えてるのか球団のコンサルみたいな人が考えてるのかわからないけど、そんな人と仕事してみたいんですけど(笑) 私はいま目の前の仕事のことで精いっぱいになっていたので、もっと広い視点で考えて仕事できるようになりたいと強く思いました。私だけじゃなく、うちの会社全体に言えることだけども…。。
とにかく仕事できすぎ。うらやましい。どういう経緯で今回のこれに至ったのか、全てを見てみたいです私…。。。

②立ち振る舞いがイケメンな読売ジャイアンツさん
男を見る目のない私がよく言われたのは、「男の言葉じゃなくて行動を見ろ」ということ。
今回のジャイアンツさんは、まさに「行動」がイケメンだったと思うのです。
いろんな著名人が、SNSを使って「#STAYHOME」と呼び掛けたり、家でできることを伝えたり、「医療従事者の方に感謝」と伝えたりしています。影響力のある人が大勢に向かってそれを伝えるのは、とてもいいことだと思います。だけど、今回のジャイアンツの行動は、「医療従事者への感謝を寄付という目に見える形にして届ける」というものだったので、一歩上をいく行動に感じたのです。
ジャイアンツの選手は、個人でアカウントを持っていても、SNSの更新をほとんどしません。今回も、世の中に向けて何か影響力のあるような発信をしているのはほぼ見たことがないです。(たまーに、個人のプライベートの一部を見せるような発信はしてますが)
だけど、寄付という形で今の暗い世の中に心強いメッセージを伝えた。それがかっこいいと思ったのです。この一回が、毎日のSNSでの個人的な発信よりもとても大きくて影響力があるものに私は感じました。
なんつーか、「好きだよ」「かわいいよ」って頻繁に言ってくれる男もいいけど、普段そんなことは全然口にしなくても、辛いときにずっと一緒にいてくれたり、自分を優先してくれたり、「自分のためを思って行動してくれた」って感じたほうが、口先だけのセリフより信頼できたりしませんか。
ややイケメンと超絶イケメンの境目はここですかね。読売ジャイアンツさんの今回の行動は、まさに超絶イケメンの域に達してるなと思いました。


今回の件で、ジャイアンツのファンをやってて本当に良かったと思ったし、さすが、長年多くのファンに愛されている球団は違うなア…と改めて思いました。いろいろ事件も起こしますがね…でもブランドイメージ崩さずにいるのすごいですよね。なかなかできないな、と。
併せて「東京コロナ医療支援基金」というのを設立してくれたので、我々ファンも寄付に参加できるようになりました。それもありがたいですよね。本当、うまい……

「支援するっていっても東京だけじゃん」「なんでマスクそんなにたくさん持ってるの?」みたいなマイナスな声も一部見ましたが、何もしてない人に文句言う権利ないんじゃないか?って思います。すでに5千万円以上、全国の全病院に寄付してます自分は!って人だったら、「すみませんでした」って感じだけど。そんな人はジャイアンツの行動ににそんな文句言うかな。
5千万の寄付はおろか、1千万の寄付さえ私は絶対にできない…。

坂本選手の年棒から1千万で換算すると、年収400万円の人で8万円くらいだというのを見ました。たったの8万か…と感じるか8万も!?と感じるかは人それぞれかもしれないですが、8万自分のためだけじゃなく全額寄付ってなかなか勇気いる金額じゃないですか?そう考えると改めてすごいなと思いました。


自分にできることを考えて実行しながら、私は開幕の日を待ちます。
ジャイアンツの選手が闘う姿を、東京ドームでビール片手に見られる日が来るのを楽しみに待っています。



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