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メンバー全員完全リモートワークの理由

株式会社aMiのCEO藤井です。弊社では私たちメンバー全員フルリモートで事業を運営しています。

創業当初は出資元のイーストベンチャーズが提供しているシェアオフィスを借りていました。他のスタートアップも同じフロアで仕事をしていたので、彼らの仕事している様子を横目に日々仕事をすることになります。その中に、イスラエル系アメリカ人CEO率いるチームがいました。彼らは毎朝毎夕、イスラエルやアメリカとビデオを繋げて開発の進捗を確認しながら仕事をしていました。「世界中どこでも仕事ってできるんだな」と認識した記憶があります。

創業した頃のシェアオフィス


その後、シェアオフィスを卒業し、自宅兼オフィスを構えることになりました。フォトグラファーにも気軽に遊びにきてもらえそうな、できるだけアクセスの良いところを選び、恵比寿に移転しました。

恵比寿に移ったときの様子

とても便利な場所だったのですが、メンバーが通ってくるとなると私はオフィスに寝泊まりしている感があり、常に生活と仕事が入り混じっていて、休まることはありません。そして、便利だからといってそんなに気軽に人が立ち寄るようなこともなかったですし、アポもこちらから伺うことの方が多いということに気づき始めました。

そんな中のコロナ流行。
以前オンラインで仕事をしていた外国人チームの様子が頭によぎりました。東京のど真ん中にオフィスって不要じゃない?と。

我々は腕が良いフォトグラファーが世界中で活躍する機会を作っていくためにある会社です。そう考えると、会社のメンバーも世界中どこでも仕事ができて然るべき。実はその頃すでに弊社CTO加藤さんはマレーシアに住みながら一緒に仕事をしていました。加藤さんは創業時から数年はシェアオフィスで一緒に仕事をしていたのですが、タイでみんなで開発合宿したことをきっかけに、東南アジアへ移住していたのです。

懐かしいタイでの開発合宿

本当は私も海外に転々と住むライフスタイルが理想だなと思っていたのですが、日本国内でのビジネスがメインということもあり、都内に気軽にアクセスできて、自分が住んで心地の良い場所に行こう!と考え、鎌倉への移住を決めました。鎌倉になった理由は、海があって空が広い場所って素敵だなと思って物件を探し始めたらすぐにピンとくる物件と巡り会ったからです(つまりたまたま)。

20代の時に思い立って次の月にはベトナムホーチミンに移住したことことのある私。今回も思い立ってから2ヶ月後くらいには鎌倉に移住していました。(そして移住して2週間後には子犬を迎え入れていました)。

愛犬サーシャと私@鎌倉

コロナの時期も相まってメンバー全員がフルリモートになり、今もスイスやマレーシア、仙台、大阪、沖縄など様々な場所でそれぞれ仕事をしています。

どこでも好きな場所で仕事ができる、というのは会社のサービスとしても目指しているところでもあり、そもそも関わる人みんなが幸せに生きていくためにそれぞれのQOLを大切にするスタンスはaMiっぽいと思うのでとても満足しています。

もちろん、リモートだと雑談が生まれにくかったり、現場の空気感を感じることができないなど、工夫しないといけないことはあります。今年はそれぞれの場所から全員が広島に集まってaMiサミットが行われました。やっぱり顔を合わせてお酒を飲むと心の距離が近づいて、何かあった時その人のリアルなキャラを思い浮かべることで、コミュニケーション上深刻な問題に発展する前に解決できることが多いと思います。

aMi広島サミット


CTOの加藤さんとは毎日トピックスがなくても朝9時にオンラインビデオを繋いで話すようにしています。経営の真剣な議論をすることもあれば、ちょっとした悩み相談をすることもあります。社内でのオンライン飲み会で酔っ払って私がPCの前でそのまま寝てしまったこともありましたが、みんな仲良くなった気がするし、それはそれでなんか楽しかったです。

そんなこんなで色々と試行錯誤中ですが、今後もメンバー全員が自分たちらしく、世界中好きな場所でそれぞれの能力を発揮できる環境で事業の成長を目指していきたいと思います。

株式会社aMi
https://corp.ami.photo/


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