ぐらしあすの「障害福祉サービスをばんばん使おう」②

①の続き

コンピューター判定で仮に出された支援区分は、そこに十分な精査がない。
なので、障害支援区分認定審査会というものが行われる。
そこには座長である医師、そして精神、知的、身体の学識経験者及び当事者が加わる。コンピューター判定、医師意見書、認定調査員による認定調査書を基にして、その申請或は更新をした方々のイメージを把握する。それらを基にして、コンピューター判定をどうするかについて議論がなされる。その方々が利用したいサービスをまず念頭に置いて、疾病、傷害、生活のしづらさなどについて、検討していくのだが、決定の根拠になるのは医師意見書が一番大きい。ついで認定調査書、審査員5名による議論を経て全員のコンセンサスを基に、正式な障害支援区分と認定有効期間が決定する。
私も合議体に参加していたが、実際のところ新規でも、甲信でも「非該当」になるケースは見たことがない。新規ではその方の利用したいサービス内容と量を勘案し、まず区分が出る。そして更新の場合、区分が一つ下がるケースはごくごくまれで、たいていは現状維持の区分か、前回よりも全体的により生活がしづらくなり、サービスの量を増やす必要が出てきたと思われる場合は、たいてい区分はあがる。一つあがるのがほとんどで、まれに二つああがる場合がある。このようにして、行政立会いの下、中立公正に支援区分は決定される。

ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。