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PPKで死にたい

皆さん。「PPK」という言葉をご存知だろうか。私もつい最近知った言葉だ。

「PPK」

ピンピンコロリ

をDAIGO風に言った言葉である。ピンピンコロリ、ある程度歳のいった人ならここでピンと来るだろうが、まだ健康にそこまで意識のない10代20代の人はピンと来ないかもしれない。

ピンピンコロリ、その意味とは、死ぬまでピンピンで、コロリと死にたい。の意味である。

私は元々健康への意識は皆無だった。野菜を意識的に食べるようになったのもつい最近の話だし、ウォーキングだって最近やり始めた。徐々に徐々に、だ。歯への関心は高く、砂糖が大量に入ったペットボトル飲料や、砂糖入の飲み物は2~3年前からもう飲んでいないが。

何故、健康に気を使うようになったかというと、身内の人間が割と大きな病気にかかったからだ。これに関しては現在進行形で、まだ気持ちの整理がついていないので、また落ち着いたら話したい。

キッカケというのは人それぞれなので、健康に気を使い始めるのは、人それぞれタイミングが違うだろう。このnoteが誰かのキッカケになれば。正直これに関しては、早ければ早い程効果が高い。意識が違うだけで、日常のちょっとした行動が変化していくので、今のうちからPPKに向けて自分を意識づけしておくのは悪くないと思う。

ある程度歳のいった人はよく分かってらっしゃるだろう。死ぬまで自分の歯で食べれることがいかに尊いか。死ぬまで自分の足で歩けることがいかに尊いか。死ぬまで病気せず、畳みの上で死ねることがどれくらい尊い、奇跡的なことであるか。おばあちゃんやおじいちゃん、近所の人達、親戚の人達。この前まで元気だったのに骨折で一気に悪くなり、寝たきりになったりする。年をいってからの骨折は致命的。これは、知識の1つとしてインプットしている。

私は思ったのだ。病気は無限にある。それを全て回避するのは無理だ。だけど、そのリスクを減らすことはできる。幸いなことに私は歩けるし、食べれるし、見れる。それが当たり前でないこと。とてつもない奇跡的なことをまず理解して欲しい。歩けて当たり前、聞けて当たり前なんてことはない。生まれつき耳が聞こえない人も居る。事故で足を失った人も居る。当たり前だと思わないで欲しい。まず、自分がいかに恵まれているか。今ある身体を感謝する。

私は身内が大病を患った時、本当にショックだったし、今もまだ納得がいっていない。ぐるぐると思考を巡らして、未だに考えている。そして、私は思った。この私の身体や人生は生かされているんだと。今日も事故に合わなかったし、事件にも巻き込まれなかった。これだけですごいことなのだと。そして私は私の人生に対しての責任について考えた。私は私が死なないようにする責任があるし、私は少しでも自分がPPKで死ねるように務める責任についてだ。PPKで死にたい。だけど、何もしないでは、ちょっと無責任が過ぎる気がしたのだ。

私は元々自堕落で自制心の欠片もなく、何を継続するのも困難だった。そんな私が少しずつではあるけれど、PPKに向けてじわじわと何をどう頑張ってるのかを少し書く。

取り敢えず歩く

運動関係が何も続かなかった私が唯一続いているのが夜30分のウォーキングだ。これはかなりオススメ。最初は、気分転換に始めたウォーキングだった。色々あって家に居るのが嫌で、兎に角夜になると歩きに行った。うちの近所は少し歩くと坂道があり、高台のところに住宅街がある。私は毎日上の方まで登って、下ってくる。そのルートで大体30分だ。気分が良く余力があればもう少し長めに歩くこともある。夜の散歩はとても気持ちいい。朝早起きして散歩に行くのが本当に無理だったので夜にしたのだが、これは正解だった。夏の夜だと、田んぼからカエルの鳴き声が聞こえたり、虫の声が聞こえたり季節感を感じることもできるし、夜景を毎日見れるのも気分が良い。春とか秋だと、風呂上がりに行くのも旅行気分が出てオススメだ。

運動は自信がないという人もウォーキングなら続けられる。何せ私が続けているのだから。毎日続けるには、いかに自分の気分を乗せるかが重要になってくる。苦痛なことは毎日は続けられない。ウォーキングならしんどくないし、寧ろ楽しい。季節感も感じられる。

暫く続けていくと、確実に効果を実感できる。効果が実感できたら続けるのが更に楽しくなる。また、気分が落ち込んでいる時なんかは、気分をリラックスさせる効果もある。ウォーキングはいい事ずくめだ。

水(お茶)を意識的に飲む

水はおいしくない。お茶も正直そこまでおいしくない。私は水もお茶もそんなに好きじゃなかった。砂糖たっぷりのあまーい珈琲牛乳をデザート感覚で飲んでいた。水は本当に喉が乾いた時にだけ飲んでいた。

砂糖に関しては、出来るなら完全に止めたいところだ。飲み物に入った砂糖は、更に言うと歯へ浸透度が高いので、「歯」的にも止めた方がいい。砂糖の弊害については他所で散々書かれているのでここでは書かない。

朝ご飯をちゃんと食べる

以前の私の朝食は、トースト1枚。だけ。それすら食べない日もあった。朝昼兼用で、とか。別に3食絶対食べろとは言わないけど、腹減ったらちゃんと食べるべきなのだ。以前私は貧血気味だったんだけど、最近は朝食をしっかりと食べるようになったので、貧血も治ってきている。以前の私は全く蚊に寄って来られないくらい薄くて不味い血だったんだけど、最近は寄ってくる。私は嬉しかった。蚊に喜んでもらえるくらいの血にはなったんだと。ちゃんと体質が改善されてくると、こうやって外部から色々な変化がある。人に言われたり、蚊に教えられたりする。何せ、自分自身が変わったと思うようになった。体のだるさや倦怠感がなくなった。

大事なのは、必要な栄養をきちんと食べること。その本質を理解する。3食ちゃんと食べることが目的ではない。必要な栄養がきちんと補われているのなら、3食食べる必要はないと考える。

そして何より!以前は、仕事場まで歩かないと排便がなかったのが、最近は毎日朝に便通があるのだ。これはかなり嬉しかった。私は以前から便チェッカーで自分の便をチェックしていた。色や硬さ、匂い等。便秘という程ではないにしても、少し排便がスムーズではないと感じていたので、これは嬉しかった。実際私自身、朝ご飯の必要性をとても感じたのだ。

バランス良く食べる

便通が良くなったことに関して言えば、バナナとヨーグルトを毎晩食べているのも大きいかもしれない。食べ物の栄養については、よく考えるようになった。発酵食品である納豆や、ヨーグルトを意識的に食べること。きのこや豆類を意識的に食べること。野菜を意識的に食べること。意識が違うだけで、お昼を食べる時にも「あ、今日ちょっと野菜足りてないな」と感じることができるし、意識することができる。

外食が続いている時も「続いてるな」と意識できる。何せまずは意識することなのだ。

体の歪みを少しずつ治す

足組みはもう随分前から止めた。猫背も今矯正中だ。整体に行った時に体が歪んでる。と正しい立方を教えられ、それを意識するようにしている。本当に少しずつ、少しずつなのだ。劇的に体が変わることはまずない。大切なのは、正しいものをちゃんと理解することと、意識することだ。巷には「これをすれば腰痛が治る!」とか「これだけやれば姿勢が良くなる」とかインスタントな健康法が溢れているが、大切なのは基本を知ること。身体の歪みなんかは、長年の蓄積なので、ちょっとやそっとでは治らない。そのちょっとしたことをちょっとずつ修正していくことこそが、とても大事だと考える。正しい姿勢、歩き方、負荷のかからない重い物の持ち方、そうゆうちょっとしたことを知ること。

呼吸の仕方を意識する

呼吸もかなり大事な要素の1つだ。口呼吸を鼻呼吸へと切り替える。口呼吸は色んな弊害があるのでできたら鼻呼吸に切り替えたい。また、肺呼吸、腹式呼吸も意識する。私は長年姿勢が悪い為かかなり呼吸が浅く、とてもしんどかった。呼吸が浅いと身体の酸素濃度が薄くなる。しっかりと肋骨を開き、深く呼吸することを意識すること。肺と腹が空気がいっぱいになることを意識すること。


大事なのは、意識することだと思うので、意識したその瞬間から身体はPPKに向かって動いていくので、それだけでもう大丈夫だ。毎日毎日少しずつ。生きていく上で大事なことである。

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