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電動自転車(サイクリング)のススメ

私が自転車に目覚めたのはここ数年の話だ。
数年前、私は長年住んでいた兵庫を離れ、今の場所に居を移したのだが、実家暮らし基本車の生活から、車なし生活に移行していく中で、自転車に行き着くのは必然だったように思う。
実家暮らしの時も、自転車を乗ることはあったのだが、何せ体力がないもんだから、家から最寄りの駅までの数キロの距離さえもヒイヒイ言っていた。そんな経緯もあり、買うんだったら電動自転車。これは譲れない。そう思っていた。
というのも、実家を離れるタイミングで電動自転車に乗せてもらう機会が何度かあり、その素晴らしさに私は虜になっていた。こんなに素晴らしいものがこの世に存在していたとは!私は一体今まで何をしていたんだろう??突如として彗星のように目の前に現れた電動自転車は、私の世界を(冗談じゃなく本気で)変えてくれた。それは天地創造。天変地異。モーゼの十戒・・・。兎に角、電動自転車は私の世界を変えていくれたのだ!

今回は、その世界を変えてくれた電動自転車がどんなにか素晴らしいか。また、自転車ほど素晴らしい趣味はないということを、くどくどと書いていく。

電動自転車は私の世界を変えてくれた。
大事なことなので2回書いた。
電動自転車を買い、私は何度も自転車道を通った。あなたは自転車道を自転車で通ったことはあるだろうか。川の近くにあるあの道である。あの道は、一体どんな人間が使っているんだろう。車ばかり乗っていた私は、薄ぼんやりとそんなことを思っていた。サイクリスト、自転車、死ぬほど興味なかったし、究極のインドアだった私は、脳みその端っこの端っこにこの「自転車道」の存在を感じていた。
人に誘われ、初めて体験した自転車で自転車道走るのは本当に最高だった。世の中にこんな楽しいことがあるのか!私は今までの人生で何をしていたんだ!!大袈裟と思われるだろうが、当時自転車を走らせながら、誘ってくれた人にしつこいくらいに言っていた。本当に最高なのだ。
車では感じられない風を感じ、空気を感じ、景色が流れていくのを見つめる。自転車道なので、車の心配をすることもない。
世界がこんなに美しかったなんて!私は心の底からそう思った。それもこんなにお金をかけずに!!(電動自転車本体のことは除外)
自転車で出かける時は、まず目的地を決める。少し離れた、でもそこまで遠くない場所を設定する。そして、出発する前に大体のルートを決め、出発する。食べる場所は決めずに着いてから決める。
基本は自転車道をメインで使い、一般道も組み合わせながら道を決める。
特急2駅分くらいなら2時間ほどあれば行けるので、自転車で行ったりもする。
車やバイクと違って小回りが効くので、本当に自由に色んなところに行ける。ちょっと感じのいい場所があれば自転車降りてゆっくりすることもできる。私はよく1時間半ほどの場所にある緑と池のある大きな公園に、近くのマクドを買って行く。そしてその公園でマクドを食べてゆっくりする。至福の時間だ。
充電の心配があるので、そんなに遠くへは行けないが・・・。ガソリンスタンドみたいな電動自転車の充電スポットなんかがもっと普及すればいいのに、と思う。
自転車に目覚めてから行き当たったしまなみ街道などは、充電スポットなどが充実しているようだ。それをもっと全国区に・・・どうでしょう。

自転車道を走るようになって感じたサイクリストのマナーの悪さ

これはちょっと書いときたい。
自転車道で女性と男性が自転車同士で衝突し、男性の方が死亡した事故がまだ記憶に新しいかと。恐らく見通しの悪いカーブでスピードを落とさずに走っていたのでしょう。この事故を知った時、人ごとではないなと思った。自転車道を走っているサイクリストの多くは、ロードバイクなどのスポーツ自転車に乗っているのだけど、とんでもないスピードで走ってる!そして、追い越す時、見通しの悪いカーブでも全くスピードを落とさない人が多い!!私も何度もヒヤッとすることがあった。せめて追い越す時に鈴を鳴らしてくれたらいいのだけど、基本スポーツ自転車に鈴は付いていないらしい。付けろや。
競技レースでもやってんのか?ってくらいにスピード出すわ出すわ、チャリンカス。おっと失礼。自転車道は素晴らしい。とてつもなく素晴しい。だけど、一部のサイクリストはマナーが悪いと感じざるを得なかった・・・。この自転車道は貴様らだけのものじゃねぇんだけど・・・。
おっと失礼。恐らく自転車道を使うようになると遅かれ早かれぶち当たる問題かと。勿論それは一部の人間で、殆どの人がゆったりとしたスピードでサイクリングを楽しんでる。そもそも彼らとは楽しんでいるものの種類が違う気がした。そんなに競技レースやりたいなら一般道でも走れや。おっと失礼。
ちなみにこの手のサイクリストは一般道でも見つけることができる。車からしたら正直邪魔だ。自転車道行けや。と思う。どこに行っても邪魔がられる。それは自転車の宿命なのかもしれない。

ビワイチ、きっとしまなみ街道に憧れたんだね

自転車に目覚めてからというもの、しまなみ街道に並々ならぬ憧れを持つようになった。サイクリストの聖地らしく、YouTubeにいくつも動画が上がっている。私はいつか行きたいと色々と下調べをした。泊まるところもいくつもあり、充電スポットも充実しているらしい。そんな感じでしまなみ街道について調べているうちにビワイチの存在を知る。滋賀県の琵琶湖を自転車で一周することをビワイチというらしい。しまなみ街道に行く前にビワイチで肩慣らししたらいいかもしれない。何か最近やたら推してくるやんビワイチ。本屋の自転車コーナーに必ず本あるやんビワイチ。近くの駅にレンタサイクルがあるからそれで行こう!と思っていたのだが、調べたところ、充電スポットはないし、そもそも道が自転車用に整備されていないらしい。湖東側はまだいいが、湖西側は完全に自動車道しかなく、そこを走らなければいけないらしい。ビワイチって推すからには、整備されてるって思うやん。私は一気に行く気を無くした・・・。これは・・・詐欺では??ビワイチの改善、求む。

自転車兎に角小回りが効く。色んなところにサクッと行けて、サクッと停めれる。私は近くの公園に行ったり、郊外のホームセンターに行ったりしているが、もっと自分好みの楽しみ方をカスタマイズできる自由さがある。また、折り畳み自転車であれば電車を組み合わせてもっと自由度が上がるだろう。是非とも自転車に乗って、走った時の風の感触を楽しんでみて欲しい。世界の解像度が格段に上がるだろう。世界の解像度なんてなんぼ上がってもいいからね。


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