ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚 クロユリルート感想

【ネタバレありです】










初っぱな隼人が振られてる!!!
え?あの真摯な告白と「あのさぁ…」から始まる一連の流れを経てこういうことする?
隼人への好意を自覚してて、幸せになれるのを感じてるのに?
ツグミすげーな…鋼の意志じゃん…
他ルートを見てると恋愛より仕事に重きおいてる描写多々あったから、ツグミならやりかねんとは思うが。

フクロウと恋愛の両立はできない。
隠さんの炎で傷ついた人に贖うために独りで生きていく、と心に決めたらしい。

うん。他のルートでしっかり両立してるの見てるし動機はちょっとよくわからんけど、なし崩し的に恋愛に流されないとこは好感が持てる。

隼人の反応が大人すぎる!!
隠さんの事件を経てツグミが苦しんでることをわかった上での対応よね。
妹が亡くなったとき「俺が幸せになっていいのかな」って悩んだ過去があるから気持ちがわかるんだろう。
本当は狂おしいほど好きなのに、ツグミの気持ちを汲んでフクロウの先輩として接してくれる度量の深さよ…!
内心「他のヤツにかっさらわれたらどうしよう」とか思ってるくせにね。
さんざん待たされたのにまだ待つんか…
愛しかないじゃん…

そして画廊からスチルを見返して気づいてしまった…
この隼人がお断りされる一連のシーンの名前「片翼の鶫(ツグミ)」なんですよ!! 比翼の鳥と対比になっとる!!うわ~切ねえええ!!

滉と本屋に行くツグミ。
滉めちゃめちゃしゃべるな。
自分はフクロウの中で一番汚れてるから隠さんに対して親近感を持ってるんだって。
「俺の刺青見る?」って言い出して
え??見せてくれるんですか!!??
見る見る!!って普通に興奮しました。
こんな秘密を口にできるほど、ツグミに心許してるんだね。

ていうかさ、四木沼の下で滉はどういう汚れ仕事してきたの??
脅して情報を吐かせる、とか?
色んな女を知ってそうな描写もあったよね??
気になる~!
悪事に手を染める滉めちゃめちゃ見てえ~!

鵺野さんの言うことがいちいち不穏すぎる…これはあれですね、このルートは鵺野さんルートということで間違いなさそうですね?

攻略キャラ全員でいく夏祭り! 
みんなめちゃめちゃツグミに接待してくるな?
全員虎視眈々とツグミのこと狙ってないか?
なにこのサークルクラッシャー感。
隼人と累がやりあっとる!確実にお互いが恋敵ってことに気づいてるよね。もっとやれ。

境内で女性の死体を発見。一気にシリアスに。
稀モノ関係でないため、フクロウとしては手出しできず、悔しがる一同。

夜道で鵺野さんと出くわす。
僕と付き合ってみる?とか化粧品を送るよとかここぞとばかりに男を見せてくる鵺野さん。
えっ、君そういうかんじなの?これまで爽やかなお兄さんだったのに急に女として見てくるのなんなん?なんか幻滅したわ…

夜中、 ホールで昌吾とかち合うツグミ。
幽霊と勘違いしてお互いにびびる二人かわいいな。
昌吾は「トラウマについて、風化させるのが解決とは思わないが、わざわざ辛いことを思いだして嫌な思いをすることはない」とツグミを励ます。
自身も稀モノの被害者だから言える言葉だよね。言葉選びが優しい。
昌吾のこういうとこほんと好き。

獄中の隠さんと面会するツグミ。
隠さんは憑き物が落ちたように安らかな雰囲気を醸し出していた。
もう炎の夢を見ることもなくなり、書いた文章が稀モノになることもない、と。
苦しみから救ってくれてありがとう、と何度も頭を下げお礼を言う隠さん。

私は正直、奇行が激しいヤベえ人、くらいの印象しか持ってなかったんだけど、この人なりに苦しんでたんだな…
ツグミは自分のしたことが間違ってなかったんだと知り、感無量のようだった。 

杭梛さんのお店にて。
杭梛さんの…杭梛さんのスチルだあああああ!!!
なにこの状況…興奮するんだが?
声も色気たっぷりでたまらんのだが!?ご褒美すぎる!
くっそう、杭梛堕ちルートはないのか!!!オトメイトさんよぉ!!

作戦室に戻り、朱鷺宮さんに隠さんが元気であったことを報告するツグミ。
朱鷺宮さんは「元気そうならよかった」と呟く 。
夫があんな死に方したの隠さんのせいなのにね。人間ができてるよ。

ちょいちょい鵺野さんのモノローグが入り明らかに他のルートとは違う陰鬱な雰囲気を醸し出してくる。
鵺野さんと雀部はグルだったのか…

華族令嬢が狙われていると聞き、ツグミは「自分が餌になります!」と囮になることをかってでる。
フクロウの面々は意外と肯定的。
戦力として頼られてる感はあるけど、女としてはどうなん…?笑
唯一心配してくれる燕野くん、まっすぐでいいやつで眩しい。

ホールでうたた寝するツグミを発見した滉、自分の上着を被せて一緒にホールで読書しつつうたた寝する。
え??優しすぎでは?
付き合ってもいない、仕事の同僚にここまでする??完全に脈ありじゃん…
こんなんされて惚れないツグミすげぇわ…

翌日の滉!!
めちゃめちゃツグミのこと意識しとる!!!
え??これ滉ルートじゃないよね?何このご褒美。かわいすぎるんだが??
ツグミに「幸せそうな寝顔だった。どんな夢見てたの?」
って聞かれて「…覚えてない(絶対嘘)」って照れたり、寝言聞かれてなかったか心配したり…
絶対ツグミの夢見てるやつじゃん!君、絶対このルートでもツグミのこと好きだよね?
「今度俺と一緒に寝る?」は冗談にしては願望滲みすぎで笑ったわw

もしかしてこのルート、ツグミに好意を滲ませる系のエピソード全員分ある? おいしすぎるんだが?私の精神が持たないよ??

翡翠も空舟先生の本読んでるらしい。
普段は童話専門なのに?かわいい顔してあんなえげつなさそうな本を?1冊ならず2冊も!?
読んでることをうっかりツグミに漏らしてしまって赤面する翡翠かわいいいいい!
ていうか!翡翠からも!! 女性として好きだと思われとる!!!
クロユリルート、おいしいシーン多すぎてセーブデータが渋滞してるよ!!うわぁ~ん!!!

空舟の本を読んで学生、錐合蓮などが自殺をはかる。だんだん事態が悪化している。

累がサバトに潜り込むことに。
隼人は「鷺澤だけ危険に晒すわけにはいかない。ツグミと二人、こっそり洋服箪笥の中で様子を窺おう」と提案する。
対して滉と翡翠は「了解」とあっさり引き下がる。
狭い洋服箪笥の中で!隼人とツグミが二人きり身を寄せあうんぞ!?
いいんか!お前ら!それで!!

洋服箪笥のスチルぅぅぅぅ!!!
シチュエーションえっちすぎる!!
後ろからハグがえっちすぎる!!!

隼人、大丈夫なんか?この状況下で正気保ってられるんか??
いや、むしろ取り乱せよ!バカか???
仕事熱心すぎるだろ!!って一人で乱心してました。
ここで「俺の気持ちは変わらないよ」と愛を囁く隼人ずるすぎる。
いやいやこれ隼人ルートやん!!
この逃げられない環境下で絡めとってくかんじえろすぎだろ…

このルート、燕野くんが癒しだー。
雀部から情報を引き出そうとする燕野だが、うまくいかずしょげたり、女子高生たちの自死に胸を痛めて大泣きしたり…
燕野くん、真っ直ぐでいいやつすぎてこんな陰惨な事件似合わないよ… もっと向いてる職業ありそうだけど警察官になるあたり、彼の誠実さが出てるよね。いい…

翌日、雀部が焼身自殺する。
鵺野さんのモノローグで秋沙さんと鵺野が繋がってることが判明。
そっか、舞台仲間っていう共通点あるもんね。
この点と点が繋がってくかんじ、わくわくぞわぞわする。
一体これから何が起きるの?鬱々とした雰囲気と相まってめちゃめちゃ滾るわ。

鵺野さんからキャラメルをもらうツグミ。あ!滉ルートでみたやつだ!!これはあかんやつだ!!と思ってたら案の定拉致される。

ここで鵺野さんの本性が明らかになる。
鵺野さんの弟は隠さんに濡れ衣を着せられ殺された。
それを恨んで一連の黒百合騒動を引き起こしているようだ。

なんて迷惑なおじさんなんだ。
弟さんのことはかわいそうだけど、それで帝都の人々やフクロウに八つ当たりするのは筋違いがすぎる。

ツグミは視界を奪われ縛られたうえに下着を切り刻まれ、「俺の弟のこと知らんかったんか?」「弟を返せ」など恨み言を聞かされ震えることしかできない。不憫すぎる。

ていうか、下着を刻んだりして虐めるのはお前の趣味だよね?弟とは関係なく、元々ヤバいヤツだったのでは?

アパートに戻った後、ツグミは拉致事件の全貌をみんなに話す。
昌吾、紫鶴さんも一緒だ。
ここにきて登場人物みんなで一致団結とかめちゃめちゃ熱い。痺れる。

朱鷺宮さんはフクロウ関係者以外の身の安全を守るために、昌吾と紫鶴の避難を進言する。
が、二人とも拒否。

ここの昌吾と雉子谷のやりとり尊かった…
稀モノの被害者であり法を学んでいる昌吾は僕なりの善悪の答えを出すためにアパートに留まりたい、と言う。
雉子谷も「お坊ちゃまの意志を汲んでください」と頭をさげる。

翌日。
鵺野と話がしたい、もう一度会って話したいと言うツグミ。
隼人から「今度は鵺野の手を引くつもりなのか」と言われる。
一年たっても変わらないツグミ。
そんなツグミを見て隼人は「お前のやりたい道を進め」と言う。

このエピソード、隼人ルートを通った上で見せてくるライターさんのセンスな…
隼人ルートで隼人は「隠さんを信じ続けたツグミの強さを眩しく感じ、より好きになった」と語っていた。
恋愛に絆されず、真実から目を反らさずに相手を信じ続けるツグミを見て、隼人はますますツグミが好きになったはず。
でも、隼人はツグミがその気になるまで一年でも二年でも待つと言う。
愛が大きすぎて悶える…
滉と翡翠には悪いけど、このルートは隼人とくっついて欲しいな…と思ってしまったよね。

ヒタキが誘拐されかかり、アパートにくることに。 
脅えるヒタキを鮮やかな手練手管で風呂場に連れていく隼人。
あ、兄力すげええええ!
お前、このルートでもヒタキにそんなかんじなんか…
この表裏ない天性の光属性、眩しすぎる…

ヒタキはツグミに「僕が化け物になっても愛してくれる?」と意味深すぎる問いを投げかける。
これまで度を越えたシスコンっぷりを遺憾なく発揮してたから、今さら何を聞かされても驚かないぞ! と思ってたけど話聞いて普通にびっくりした。

ヒタキもツグミ同様、異能が目覚めていた。手を使わずに物を動かす能力?らしい。

ルート選択前のモノローグでヒタキが「今とても不安なことがあります。でも姉さん以外には話したくありません。だから、早く戻ってきて…」って言ってたのこれか…ここでつながるんか…

他のルートでもずっと「早く屋敷に戻ってきて」って言ってたよね。これだったのね … 
そりゃ不安にもなるし相談にのってほしいよな、マジでごめん…ってなりました。

「隠さんを恨んでないの?恨んでるよね?」と問いかけるヒタキにツグミは応える。
人の心は簡単に割りきれるものじゃない。
隠さんを憎む気持ちはあるけど、幸せになってほしいという気持ちもある、と。

ツグミの姉力すげえええ!
包容力と説得力ぱないわ…

ヒタキに対して「幸せなことを考えて笑って過ごしていて欲しい」と言ったが、そっくりそのまま自分に突き刺さり愕然とする。

隼人もツグミに対して「幸せに過ごして欲しい」と願っていたはず。
なのに、幸せになってはいけない、と自分で呪いをかけてしまった。
隼人の願いに気づかず自分の独りよがりな弱さを押し付けただけだったと気づくツグミ。ヒタキもツグミの様子をみて察する。
もう、自分だけの姉じゃないんだ、と。

ツグミは隼人の気持ちに応えられず申し訳なく思ってるみたいだけど、隼人だったら「そんなとこも含めてお前を好きになったんだよ」って言ってくれそう。
ツグミの頑張りやさんで優しくて物事に真摯に向き合うところ、気に入ってそうだもん。中々手に入れられない歯痒さを感じつつも、むしろ好きな気持ちは高まってそう。
隼ツグ尊い…

あとこのエピソード、私のヒタキに対する株も爆上がりしました。単なる物分りの悪いシスコンじゃなかったんや…「もう僕だけの姉さんじゃないんだね」って腑に落ちるかんじ、思慮深さすら感じたよ。
お前も屋敷以外に自分の居場所を見つけて強く生きろ。

燕野の制服のボタンが外れかかってるのをめざとく見つけ、「直しましょうか?」とお節介をやきはじめるツグミ。
「自分で直します!」と返した燕野、めちゃめちゃ後ろ髪引かれてて、最終的に「ボタンを付けていただけないでしょうか!!!」ってクソデカボイスで懇願するの、めちゃめちゃわろたw

てかスチルかわいすぎ!!
ほんのり潤んだ瞳と照れ顔の破壊力!!
ここでこんなポテンシャル発揮してくるとかお前…終盤も終盤ぞ?
くっそ~燕野ルートみてぇ~!恋愛全然進展しなさそうだけど、 誠実なわんこ系純朴男子とツグミの恋模様みてぇ~!!

滉は「学生を脅して情報を吐かせて欲しい」などといい、さらっと燕野を悪の道に引きずり込む。
そんなあくどいこと燕野くんにできるんか?
と思ったら紫鶴さんが脚本考えたのか。
物陰でこっそり様子を伺いながら「いいぞいいぞ!」って言ってる累と翡翠にわろたw

夜、ホールで独りお酒を飲む朱鷺宮さん。ツグミも同席する。
朱鷺宮さんは、隠さんの手にかかり恭彦を亡くしているから鵺野の恨みもわかる、と言う。でも味方はできない、と。
復讐は底無し沼のように限りない。
堕ちきった先に作彦はいない。
堕ちきらないでほしい、と。

朱鷺宮さん、声色がいつもと違う…静かで寂しそうな声。
ツグミに話しかけてるけど、自分に言い聞かせてるようにも感じられるな。
復讐心の落としどころを見つけるまで、どれだけ思考を重ねたんだろう。切ない。

アヅマバシで放火騒動があり、ウエノ公園では殺人未遂、更にツグミ宛にクロユリの花束が届けられる。
え?鵺野さん働きすぎでは…?
ちゃんと寝てる?

アパートの前で累が銃撃され、ツグミが手当てをすることに。
君はほんとに血とか包帯とかがよく似合うね。
手当てされながら息を吐くようにプロポーズしててわろたw

鵺野さんを止める方法が思いつかず無力さに泣くツグミに紫鶴さんが語りかける。
「鵺、空船櫂という名に込められた意味を察するに、鵺野さんは救いを求めてる。君が異形の鵺を照らす月になるがいい」と。

やばい。言い回しが粋すぎる。
抱きしめるとか手を握るとかじゃなく、ハンカチで瞼をぬぐってあげて慰めてあげるの、めちゃめちゃよくないですか??
普段軽薄なのにいざというときに大人の包容力見せてくるのずるすぎる…!

隠さんに会いにツグミはフチュウに赴く。
隠さんは自分の行いのせいでツグミたちが矢面に立たされていることに心を痛めていた。

「自分の身を捧げて一連の事件を終わらせる」と言う隠さんに、「隠さんは生きるべきだ、鵺野さんの事件は私たちが必ず解決する」と隠さんに告げるツグミ。 それを見て泣く燕野。

隠さんのせいで傷ついたヒタキや作彦のことに思いを巡らせるも、隠さんに幸せになってほしい、という願いを優先させた形になった。
ここで隠さんを赦したことで「自分は不幸でなければ」っていう思考から解放されたのかな。

アパートに秋沙が訪ねてくる。
秋沙は鵺野さんを救ってほしい、と隼人たちに懇願する。
今まで鵺野さんに協力していたが、これ以上は見ていられない。これ以上闇堕ちする前に彼を助けてほしい、と。

秋沙さん、鵺野さんとも恋人関係なのか。
この人、危険な男と付き合ったりやることなすこと捨て鉢なのに、結局他人のために行動するんだよな…四木沼も言ってたけど、情に絆されやすい質なんだろうな。

秋沙のバッググラウンド重かった…
秋沙にとって四木沼はパトロンであり飼い主でもあったのか。
日本軍と繋がってる描写もあったし、権力の中枢に逆らえない人たちがいっぱいいるってことね…
「世界を壊して自由になりたい」って言葉も頷ける。
帝都の人は無関係だから過激なことはやめたげて…とは思ったけど。

望めば何だって手にいれることができそうなのに、 幾重にも罠が張り巡らされいて逃げられない。
この状況を作り出したのは四木沼喬。彼は彼女の絶望も愛してるんだろうな。

やっとの思いで女優としての成功を手にいれたのに、秋沙はそれすら紛い物のように感じている。
錐合蓮は「舞台は全て虚構でできている」って言ってたよね。
その虚構でできてる舞台の上でだけ小原秋沙として生きてられるって、なんの皮肉よ…

ひとしきり語った後、動揺するツグミの様子をみて、嘘にしようとする秋沙、優しい…

昌吾もサバトに潜入することになった。
後々証人として法廷に立つために。
はー!動機が頭いい。
正攻法で役に立とうと頑張ってる昌吾めちゃめちゃかっこいいな…

ていうか、昌吾の壁ドン!!
ありがとうございます!ありがとうございます!!
「 僕はお前が心配なんだ!僕より先に死ぬな!」
と言われても驚きが先行してあまり動じないツグミ。昌吾…どんまい。
ほんとこのルートのツグミは次から次にフラグをへし折っていくな…

鵺野と鵠居のモノローグ。
鵺野はもう完全に目が据わっちゃってる感じがする。
鵠居も帝都の人々のためじゃなく、自らの復讐のために動いてることを自覚している。
ほんと迷惑極まりないおっさんたちだな…
秋沙さん、男の趣味が悪いよ…こんな男たちとつるんでたら絶対幸せになれないよ…隼人にしなよ(?)

中途バッド
空舟櫂の本の女はツグミだった。
鵺野さんは「聖女は罪と欲望で汚されるべき。その身をもって僕を救って欲しい」といいながらツグミに口付け心中する 。

鵺野さんやべえええええ!!
拗らせすぎてこえええ!
他のルートんときも穏やかな書店主装いつつ、そんな目でツグミのこと見てたの…?
やっぱり隠さん同様不審者枠じゃないか!!!
もはや弟のこと関係なくないか?お前の性癖駄々漏れじゃん。
返して…他のルートで癒し枠だった鵺野さんを…返して…

鵺野に誘拐されたツグミを助けるため、 主要キャラ(紫鶴以外)が馳せ参じる。
みんなでツグミを救おうとするのめちゃ熱い。
ヒタキまで現れる。
翡翠は異能の力でツグミを守ろうとするヒタキを必死に止める。

滉は殺意剥き出しで鵺野に迫る。
立ち絵と声とシチュエーションあまりにもかっこよすぎて悶えるわ…
「お前の気持ちはわかるけど、他人の命を奪っていい道理にはならないしツグミを狙うのは矛先間違ってるだろ」
とこれ以上ない正論をいい放つ滉。
昌吾も弁で鵺野を追い詰める。

ここから分岐。

バッド
ヒタキが力を暴走させた結果、ツグミが命を落とす。
累の取り乱した声がすべてを物語ってるよね…鵺野さんも呆然としてた。
まごうことなきバッドエンドなんだけど、みんなに心配されながら逝くのは悪くない感じだった。

グッドエンド
ヒタキの力が暴走し照明が落ちてくるも鵺野はツグミをかばう。
鵺野を助けようとするツグミに対してヒタキは「なぜそんな悪人を助けるの!?」と問いかける。

ツグミは「誰でも前を向いて進めると信じたいからよ」と言う。
鵺野に対しても「自分の不幸を願っては駄目。あなたの幸せを願う人がいることに気づいてください。」と訴える。

めちゃめちゃ自分にブーメラン刺さってる!
冒頭で「私は不幸でなければならない」って思ってたのにね。
事件を通して考え方が変わったのグッとくる…

紫鶴さんからの伝言泣いた…
「鵺野さんが舞台にたつ日のために戯曲を書く練習をはじめる。僕の努力を無駄にしないでほしい」って…
優しすぎる…言い方が粋すぎる…好き…

いやー、 前作隠さんにルートに引き続き、今回もツグミの聖母力がほとばしってましたね…
ただただ無尽蔵に赦すのではなく、 隠さんと鵺野さん、それぞれの気持ちがわかり葛藤した上で「鵺野さんに幸せになってほしい」と前回と同じところに帰結したのが熱かった。

エンディングムービ!!
歌詞と映像がいつもと違う!!

鳥が黒から白に変わるとこ鳥肌たったわ…
えー!最後の最後でこんな演出してくれるの…?粋なはからいすぎる…しゅごい…

後日談。
隠さんと燕野のやりとり。
燕野は「久世さんは尊くて、到底自分などが触れてはならないような存在なんです」 と言う。
推しを崇拝するオタクの鏡みたいでわろた。
ポテンシャル高いんだからお前も頑張れよ!

ツグミは「今度こそ私の総てで恋して愛してみたい」という心境になっていた。
これは!!ついに隼人が報われる時がきたのでは!?
冒頭で「この人は私を幸せにしてしまう」って言ってたし!
わぁ~~!妄想が滾る!!

以上クロユリルートの感想でした。
文章長いな…まあ最後だしいいか。
純粋無垢な乙女として悪役を救えるのはこのルートならではの展開だと思うし、男たちとのフラグをバキボキ折ってくツグミは見ていて楽しかった!
ゲームとしてルート展開こそないものの、燕野、 杭梛とくっつく可能性もゼロではないですよね?
妄想の余地を残してくれるとこにライターさんの優しさを感じたよ。

私、ニルアドが乙女ゲー初プレイなんだけど、こんなにのめり込むとは思わなかったな。もっと早く手をつければよかった…

とりあえず勿忘草の眠り姫と5周年記念冊子を読んでロスに備えようと思います。
気が向いたらゲーム全体感想もあげるかもです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?