2023年6月19日の日記。有言実行ピンチハンガー

新しいピンチハンガーを購入した。
普段は600円前後のを使用していたが、今回は奮発して1600円代のを購入する事にした。
期待はしていなかったが、鴨居に引っ掛ける瞬間にフックが三段階で曲がる仕様になっているので、今までと比べて安定感が全然違う事に気が付いた。

これが約千円分のクオリティだと思い知る。
千円で、今まで洗濯物を干す際に感じていた不快感を解消してくれるのなら、お得だと感じた。

               ※

高い値段には理由があり、それには資金が必要なのも知っていた。
だが、こうして商品の良さを目の当たりにすると、資本主義経済の大きな渦を感じる。
生まれた時からその渦に巻き込まれてグルグル回っているのに、改めてその事実をハンガーピンチから思い知らされた格好になった。

今私が出来ることは、グルグル回されている事実を自覚する事だと思う。
新商品が出ると気になってしまう、自分の体形に自信が無い、今より資産を増やしたい。
コンプレックスや欲求が全て経済に繋がる世界にいるのなら、自覚して、あえて回されてやっているくらいの気持ちで丁度良い気がする。

新しく購入したハンガーピンチは、値段だけの価値がある。
それは事実だった。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?