エヴァンゲリオンの『ヴ』が格好良かった。2021年3月12日の日記

シン・エヴァンゲリオン劇場版を鑑賞しました。

内容については書かないようにします。

エヴァンゲリオン序、破、Q、そして、𝄇(読み方が、未だに不明な奴です。)をどんな心境で見てきたかを書こうと思いました。

シン・エヴァンゲリオン序

2007年9月公開。話題になっていたが、当時、あえて流行に背を向けるのが格好良いと思っていた激イタ人間だったので、気にはなっていたけど映画館では見なかった。

その後、DVDで鑑賞して激しく後悔したため、次回から劇場で見に行くことを誓う。

シン・エヴァンゲリオン破

2009年6月公開、エヴァンゲリオンのファンが、見たかったエヴァンゲリオンを製作者が形にしたのが、この劇場版だと思う。

私が劇場版で一番好きなのは、この破である。

最後のラストカットの壮大さ、宇多田ヒカルの主題歌、その後の予告、全てが傑作だったので、当時は、次回作を見るまで死ぬ訳にはいかないと、心に決めて劇場を後にした。

シン・エヴァンゲリオンQ

東日本大震災後の2012年11月に公開されたこの作品。

死についての文言を、軽んじて使用しなくなったのはこの頃でした。

当時聞いていたFMラジオから宇多田ヒカルの歌が流れてきて、「これは、エヴァンゲリオンの曲ではないか?」と思って聞いていたのが、エヴァンゲリオンQの主題歌『桜流し』でした。

その曲が、当時の私の心に凄く響きまして、公開日を楽しみに過ごしていたのですが、エヴァンゲリオンQを映画館で見終わった時、外が大雪の中、茫然と映画館を後にした記憶が今も思い出します。

凄い物を見てしまった衝撃と同時に、庵野秀明(敬称略)はエヴァの続編は、当分作成できないだろうと予感しました。

エヴァンゲリオンQは、話の風呂敷を広げるのならまだしも、風呂敷の変わりに、巨大なビルを建築してしまったような異様さがあったからです。

実際にその不安は現実になってしまい、長い時間エヴァンゲリオンの制作は停滞することになりました。

その間、日本で話題になった『シンゴジラ』の制作に関わってはいたが、その裏では、庵野秀明がガイナックスの件で奔走していたのが分かる。

下のリンクから、是非記事を読んでいただければと思う。

https://diamond.jp/articles/-/224881

シン・エヴァンゲリオンの制作情報が静かになったこともあり、次第に忘れていくことになる。

シン・エヴァンゲリオン𝄇

そして、最後作品となる𝄇である。

内容については言及は避けますが、私個人の意見としてこの作品は、総監督庵野秀明の人間的成長を追ったドキュメンタリーの総決算だと思います。

ひとりの人間がどう成長して、どう決断したのかを共有する映画とも言えます。

ポスターにも印刷されているキャッチコピー『さらば、全てのエヴァンゲリオン』は、エヴァに囚われた全ての人たちの呪縛を解く言葉として、懐柔するように身体に浸み込んでいくことでしょう。

映画鑑賞後、家に帰って鞄を探っていたら、前に購入していた缶チューハイが出てきたので私はプルタブを開けて飲みました。

これは、エヴァンゲリオンと、関わった全ての人たちに捧げる祝杯だ。

最後はあの言葉で締めくくろうと思う。

「おめでとう。」

「ありがとう。」


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