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雨と東京と株式会社へ木下朝太郎氏が顧問として就任いたしました。

「雨と東京と株式会社」のnoteをご覧の皆さま、こんにちは。ライターの紳さんです。

今回、雨と東京と株式会社に顧問としてご参加いただけることになりました、木下朝太郎氏(以下、木下さん)に色んなお話を聞いてみたいと思います。

ちなみに木下さんはめちゃめちゃスゴイ人です!

wikipediaに経歴がまとめられていますが、木下さんは株式会社スカラ(元データベース・コミュニケーションズ)にてIPO実務を担当、上場の立役者となりました。上場後も資金調達やM&Aを実施して、東証一部までの上場申請手続きに携わり、同社の社長も経験されています。

最近、株式会社スカラの取締役兼常務執行役員を退任するなどのニュースが話題になりましたが、今後ますますのご活躍が期待されている方です!

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我らが「雨と東京と株式会社」代表の稲葉も前職の株式会社スカラパートナーズ時代にお世話になり、「人生における一番の恩人」として木下さんの名を挙げています。

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さておき。今回、めちゃくちゃ堅いビジネスの話だと思われると癪なので、くだけた感じで有益な情報だけをお届けする記事だということを先に宣言しておきます。

それでは、いってみましょう!

木下朝太郎氏インタビュー

-早速の質問なのですが、木下さんは元々、どんな領域で活躍されていた人なんですか?

木下さん:私は元々、金融(証券会社)出身の人間なのでいわゆる証券マンということになるんですが、私が務めていた当時の会社ではそれこそ「なんでもやってきた(任された)」という感じです。

木下さん:というのも、バブル崩壊後に会社全体が岐路に立たされる中で、営業だけではなく実験的にマネジメントの領域を任されることになったんですね。管理だったり組織づくりだったり、いわゆる経営に携わるポジションに就いたところ、たまたまその仕事が私の適正に合っていたんです。

木下さん:それからは独立して会社を立ち上げたり、よその会社に出向してIPOさせたり、VC(投資)をしたりなど。今では自分のことを「上場させ屋」なんて呼んだり(笑)

-なるほど。こうして木下さんの経歴を聞くだけなら簡単ですが、さぞかし色んなドラマ(苦労)があったんでしょうね…

木下さん:三度ほど死にかけましたね。(真顔) でもね、みんな言わないだけで苦労はめちゃくちゃしてきてるんですよ。それなりの地位にいる人っていうのは、必ずね。

-ちなみに投資のことは全くわからないんですが、VCってそんなに儲かるんですか? ほとんどのベンチャーは潰れるって聞きますけど

木下さん:ITバブルの崩壊、ベンチャーバブルの崩壊などありましたね。そもそも、今となってはみんな知恵をつけてるけど、当時は出資する方も受ける方も両方、素人みたいなものでした。

木下さん:ただIPO(上場)以外にもM&A(合併、買収)などの多様な形での出口(ゴール)が増えた分、出資者のリスクは減ってベンチャー投資の人気は出ましたよね。会社を売るために起業する方たちも出てきたりね。

-現在はコロナ禍で世界中が大変な時期です。飲食店など、多くの企業が倒産してますが、ビジネスを始めるタイミングとしてはどうなんでしょう?

木下さん:大チャンスだと思いますよ。

木下さん:「歴史は必ず繰り返す」と言いますが、世の中に財閥が誕生する時は直前に混乱がありました。今はコロナで大混乱中ですが、この後に必ずチャンスが巡ってきます。一等地の価値が下がる、一等地を手放す人が出てくる。このタイミングを狙っている事業家が必ずいますからね。

-逆にチャンスなんですね! でも、景気が悪すぎて今は資金力が無いとなかなか起業する気にならなさそうですが

木下さん:一見、ベンチャーには関係ない話だと思われるかもしれませんが、お金を持ってる人が動き出すと必ず世の中が動き出しますからね。資本に負けたり、大企業に負けたり、という話だけではなく、お金が動くと全体的にメリットになる部分も出てきますから。

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(木下さんオリジナルの天秤ポーズ。ろくろを回す時代は終わった)

-「雨と東京と株式会社」も立ち上がったばかりです。木下さんが顧問に就任してくださるわけですが、どのような関わり方になるんでしょうか?

木下さん:一番は「メンター」としての役割が大きいと思っています。売り上げを見たり、経営についてアドバイスしたり、求められればできないわけじゃないけれど。一番は稲葉くんが相談できる相手として、私が近くにいるということが大切だと考えています。

木下さん:私もそうだったのですが、突っ張りすぎて誰にも相談することができなかったり、聞く耳を持たなかったり、後になって「あの時、話を聞いておけば…」となることって多いんですよ。こいつは大丈夫だと思った人間に裏切られたり、騙されたり。そういう経験がある人間、「痛み」を経験している者のアドバイスというのは貴重で、電話を1本するだけでも全然、違った結果になると思うんです。

-経験豊富な木下さんが相談相手というのは、心強いですね!

木下さん:ちなみに今でも私は、自分のことをズタボロに言ってくれる人に自ら会いに行くんです(笑) 稲葉くんもおそらくそうですが、今は調子に乗っている時期だと思います。私もそうだったし、私の先輩もそうでした。人間の性(サガ)で、うまくいってる時は必ず、油断をするものです。

木下さん:私から見た稲葉くんの印象は、「エネルギーがあるのに、不器用な人」なんです。ヤンキーと一緒で、本当に自分がやりたいことがまだわかっていないように思えます。だから、とりあえず色んなものにエネルギーをぶつけているような。

木下さん:でも、稲葉くんは素直で見栄を張るタイプじゃないから安心しています。現段階では何をもって「雨と東京と株式会社」の成功といえるのか分かりませんが、心から楽しいって言える毎日を過ごして欲しいですね!

-もはや教育者の言葉! ちなみに木下さんが考える「成功する人間の特徴」とはなんだと思いますか?

木下さん:とにかくポジティブで、元気で明るい人。成功者にはこういう人間が多いと感じていますね。極論、ビジネスというのは「人の好き嫌い」が明暗を分けます。「この人とはまた会いたい」と相手に思ってもらうことがいかに大事か。

木下さん:また、自分の幸せとか金儲けのことだけを考える人間は1ミリの例外もなく必ず失敗します。それよりも世のため、人のため、目の前の人のために動ける人間であること。

-利己的な考えは良くないんですね。簡単なようで、一番難しい…

木下さん:哲学的な話になってしまいますが、人間には縁があります。物事には原因があって結果があると言いますが、その原因と結果の間に必ず人間の縁がある。それを意識して行動して欲しいですね。

木下さん:それから、時代を切り拓く人間の特徴についても少しお話しすると、主に世の中の流れに逆らうことができる人だと私は思います。みんなが良いと思っていること、正しいと思っている物事の流れがあるとして、それに逆らうことは普通、大変です。

木下さん:ですが、時代が変わると「今までの流れが間違っている(古い)」と気がつく瞬間があって、そこから離脱する人間が出てきます。こういう人間は周りから異端者だと思われることが多いですが、実は根本、ちゃんとしてます。目端が利いたり、地頭が良い人がほとんどです。

-なるほど。そういう人のことを天才と言うのかも知れませんね。

木下さん:本質的なことを言えば、「流れを作る人間」になるのが究極の理想ですね。大変なエネルギーが必要になるので、滅多に輩出しない人材だと思いますが。


-雨と東京と株式会社は、世の中の流れを作る会社でありたいです!木下さん、本日はありがとうございました。これからも顧問としてよろしくお願いします!

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(ビジネスの話から、人の縁の話まで。経験豊富な木下さんから様々なお話を聞くことができました。これからもたくさんのアドバイス、よろしくお願いします!)


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