Knebworth2022に行こう(仮)

リアム・ギャラガーが大好きだ。

 まずoasisの話をしよう。

 oasisを好きになったのは忘れもしない、ニュースのスポーツコーナーで野球の話をしていた時だ。バックで流れるBGM、画面左下に表示された曲名...当時中学生の自分が邂逅したのはMorning Gloryだった。月並みな表現だが、曲からロックンロールの力強い閃光を感じたのだ。シンプルにかっこいい!最初にそう思ってから10年以上たった今でも同じ新鮮さで同じことを思っているワケだ。

 その後oasisのアルバムを聴きこんだ。どれも好きだが結局はDefinitely Maybe、(What's The Story) Morning Glory?、The Masterplanの3枚が特別に好きだ。これは要は「その辺よくにいるoasisファンです」という自己紹介だ。そして上記の3枚のアルバムのうち前者ふたつに関して、本当にファンの誰しもにとって大切な、特別なアルバムなのは間違いないと思う。シングル曲も最高だ。

 検索からこんな無名記事までたどり着いてしまう人はきっとoasisもギャラガー兄弟も大好きな人だろうし、oasisがいかに(色んな意味で)素晴らしく、本物中の本物であり、愛すべきバンドであるかという説明は端折らせていただく。また兄弟についての説明も割愛するが、自分がギャラガー兄弟に対して燃えるような愛情を持っていることは主張しておきたい。

 oasis?リアム・ギャラガー?なにそれ?な人はまずこれを観てくれ めんどくさいって人は1:56~2:56だけ観てくれ ぶっちゃけ自分がこの映像大好きなだけだが、ぜひ観てほしい

 (そんでこの後歌うHelloって曲を聴いてほしい 大好きな曲です Hello maine roadとかで検索すると出る)

 とんでもなく態度がデカくてカッコいい、このチェック柄の上着の青年がリアム・ギャラガー(23歳)である。この映像は1996年、今(2022年)から26年前の映像だ。

 そして2022年の今、このリアム青年(23歳)はロックンロール紳士 リアム・ギャラガー(49歳:2022年4月時点)になり、レジェンド・ソロシンガーとして大活躍中なのだ。

 自分はなんと2021年になるまでリアムがソロ活動していることを知らなかった。あんまりしょっぱい話をしてもアレだが、日々生きることに精一杯だったのだ。金を稼いでも納税と支払いをしたら大体おわりだ。来る日も来る日も労働と納税だけを繰り返し、ライフプランが納税と墓しかないなー、などと思っていた。そして、いいや?納税と墓だけが人生ではなくないか?とも思っていた。

 ネットニュースでよくある「日本人はもっと英語を学ぶべき!」というのを読んで真に受け、勉強なんかできる気がしないけど久しぶりに英語の歌でも聴いておくかぁ~とoasisの曲を10年ぶりに聴いた。そしたらだ。10年分の経験値で曲や歌詞に対する解像度が爆上がりしていたのだ。oasis聴いて泣くとは思わなかったけど1stと2ndを聴きながら号泣した。労働して日々を超えてきた人の音楽は美しいな...と心の底から思った。

 それで改めてどつぼに嵌った上でoasisの曲をヘビロテするうち、リアムとノエルがそれぞれソロ活動をしている事を知る。

 音楽的なことはよく分からないのだが リアムのソロはなんていうか、oasisっぽいと思う。大声で一緒に歌える感じはoasisっぽいけど、よりグルーヴィでバイブスが感じられるのはリアムソロ独自だなと思う。気持ちよく横ノリできる曲まである。ど真ん中ロックンロール、熱くてゴージャスでブリリアント、そんで素朴であったかくて繊細.....そんなん大好きに決まってる.......

 話は飛ぶけれど、リアムは世の中に過小評価されてると思う。確かにoasisの創造神ともいえる存在はノエルで間違いない。けどリアムたちがレイン(oasisの前身のバンド)を作っていなかったら?ノエルの曲が物凄いということに世の中が気付くのはもっと遅かったかもしれない。ノエルの曲が唯一無二の傑作だということを世に知らしめ、理解させ、曲を聴かせたのはリアムの声とカリスマあってこそだと思うのだ。完全に持論なので異論は受け入れるけど...そんで自分がノエルのことを敬愛している事は覚えておいてほしい。

 要するに自分はリアムのことがただ大好きなのだ。ロックンロールスターを絵にかいたような90年代のリアムも、”ロックンロールシンガー”として、歌うために驚くほど努力している今のリアムも大好きなのだ。

 もしリアムのソロは聴いたことがなくてoasis中期~後期の彼に失望して久しいという人がこれを読んでいたら、2022年3月26日ロイヤルアルバートホール公演のSlide Awayを是非聴いてほしい。I don't know I don't care...のパートまで全て歌いきっているのだ...自分を変えられることを行動で示していると思うし、すごくカッコいい。


 備忘録に...と思って書き始めたものの、自分は話が冗長になりすぎるきらいがあるのを忘れていた。

 もう本題に入ろう。2022年6月3日、4日にイギリスでリアム・ギャラガーのKnebworth公演がある。自分はそれに行ってこようと思う。ライフプランが納税、knebworth2022公演、墓になったのだ。


 Knebworthはネブワースと読む。1996年にoasisが2日間で25万人の観客を入れて伝説のライブを行った会場で、その時と全く同じ会場でリアムはソロ公演をやるのだ。行かない理由が無い。

 やっぱりライブなのだ。oasisのライブがあるなら行くに決まっているけど、タイムマシンも無いしタイムリープもできない。伝説の公演の数々が行われていた頃、自分はまだこの世に生まれたか生まれていないかくらいだ...じゃあ、もう夢を見ることはできないのか?観客たちと一緒にoasisの曲をがなり立てるように歌い、怒号と拳をあげて演奏者たちとエネルギーの交換をする...あの空間にはもう行けないのか?

 否!何故ならKnebworth2022があるからだ!!

 去年の秋、気づいたら自分はKnebworth公演2日分のチケットを入手し、宿も押さえていた。2022年の6月までにはコロナも落ち着いて、海外にも行けるようになると信じていたのだ。

 2022年4月現在、自分は着々と渡英準備を進めている。直前まで分からないが、まだ行くことは諦めていないからだ。

 色々長く書いたが、今後渡英に関して準備したもの、コロナ関連の手続き、各種レポなど更新していきたい所存である。あとリアムに会ったついでに留学してこようと思うのでそれについても書けたらいいなと思う。

 長い文章って書いたことがないから色々大目に見てほしい。

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