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エッセイ

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#日記

サンジェルマンの森の中で

▽15歳のとき、美術の時間で描いた自画像。それを見た先生が、有名な画家と描き方が似ていると言ってた。当時は気にもとめていなかったけれど、今日、ひかれた絵が、クロード・モネだった。点描。15歳、24歳、良いと思う感じは、感覚はあんまり変わらないのかな、とも思った。別の絵をなんとなく見て、良いなと思ったらモネと交友があったり同じアトリエ出身だったり。やっぱり好みってあるもんだと思った。 ▽万華鏡ではさっき良い絵柄だった、すきな模様だった、と思って戻すように筒の先を回しても、再び

コップから溢れた分の水だけを飲む【お金と減量は似ている】

00 体調が良くなってきて、お金のことを漠然と不安に思うことも減り、具体的な、現実的な対策を立てられるようになった。 一番の気付きは、自分の理性を信じすぎず、淡々と黒字家計を維持するシステムをつくればベストなのだということだ。 それと同時に、便利な世の中になるほど、欲望と戦わなければいけない、ということだ。 01 物事は多くがグラデーションだ。財布の中に現金を入れておくと使いたくなり、ATMのキャッシュカードがあればコンビニ引き出してしまいたくなったりする。 祖母がよく、戦時

食べたいメニューが違うなら

同居人は、ラーメンなりカレーなりボリュームのある食事がすきだ。 外食もマメに行きたがる。 一方でわたしは焼き魚定食なり、お刺身なりシンプルな醤油味の野菜鍋や、グリルチキンがすき。 ああ、カレーを作ろうという話はしていたけれど、どうしよう。 今日はどうしても体調的に野菜を取りたくて、鍋に気持ちが傾く。 けれども、同居人にもスタミナをつけたい日があるのかもしれない。 では、どちらも作ろう!ということでカレーと野菜鍋の両方を準備して、それぞれ好きなように食べることにした。

古いメールを見たら

前職の同期からの古いメールで、こんなことが書いてあった。 「話掘り返すけど、付き合う人は家族の次に近しいひとだから、悪いところをちゃんと言ってくれる人がいいと思うよ!」 たぶん飲み会のあとに、なにかやりとりをしたのだと思う。 送り手はわたしからみるとエリートで、ビジュアルも良いし、礼儀正しく、謙虚でマメで先輩うけも良かった。 そのとき、友人に交友関係について意見してくるひとがいなかったからだろうか、保護メールにしていた。 久しくその同期とは会っていないけれど、きっと

コスメには疎いのだけれど

コスメには疎いのだけれど、韓国コスメ専門店ができていたので入ってみた。 韓国ブームって、わりと長く続いているけれど、なにが良さなのだろう。 今では小学生向けファッション雑誌にもおすすめされていたりする。 価格が手頃なのか、同じアジア系の日本人に色味や感性が合いやすいのだろうか。 価格が手頃だとすれば、その生産体制はどうなっているのだろう。 また、若い世代の感性に引っかかるためには、デザイン性や広告の仕方も外せないはずだ。 わからないことは多いけれど、いったん寝かせてみる

明日TSUTAYAやGEOがなくなっても

CDを手に取ってアルバムやシングルを探して回るのは面白い。 Sekai no owariがフレーバーをイメージした曲を作って販売時にキャンドルをつけたり、ゲスの極み乙女がCDではなくバームクーヘンをつけてリリースした話が面白いと思う。 店舗型はどんどん廃れていくけれど、一度バーチャル空間で音楽を楽しんだあとに、また音楽バーやレコ屋みたいな個人商店が、また復活するような気がする。 秘密基地みたいで、近い趣味のひとが集まる場所。 外出がもっと活発になれば、また人は楽しい場所

どこも似ている。

友人がダンスのイベントをやるというので、金沢方面に旅行がてら行ってみたときのこと。 能登というと、ものすごく観光地っぽいイメージがあった。 しかしながら、ホームセンターがあって見慣れた全国規模のスーパーがあって、セブンイレブンやファミリーマートがある。 住宅地の街並みはほとんど自分が住んだことのある街と同じだった。 もちろん家の構造は少し違って、とても雨の日が多い地域だそうで、ほとんどの家にサンルームがある。 そして独り身用の賃貸物件がほとんどないので、当時独身だった友

ワクチンパスポートのデジタル化

飲食店での活用を政府が推進しているというニュースがあった。 近々、導入できるようになるそうだ。 パスポートを提示して接種を証明できるので試してみようと思う。 接種していれば行動の制限が緩くなるのであれば、電子交付などの手続きに何かしら不具合が発生してもいいと思う。  どんどん試して行動範囲を広げたい。

レジゴーを試してみた

街に出てみると、オフィス用品がずらりと並んでいたビルはイオンになっていた。 せっかくなので少し遅ればせながら、レジゴーを試してみた。 iPhoneよりも2まわりくらい大きな端末を片手に店内をまわる。 とりあえずガムとミンティアの商品バーコードをスキャンしてカゴに入れてみた。 トータルの金額もすぐに計算されて、予算を立てて買い物するにはいい、という話は本当だった。 うっかりセルフレジの精算ラインに並んでしまったけれど、スタッフの方がレジゴー専用精算機へ案内してくれた。

音楽を聴かなくなった

9月5日。 久しぶりにiPhoneの音楽アプリを開いたりする。 全く音楽を自分から聴きに行かなくなった。 以前は四六時中聴いていても足りなかったのに、今は新しく曲も買わない。 聴き放題のサブスクは夢のようだと思っていたのに、静けさの方が貴重に感じる時期がある。 焦燥感におそわれているときは、現実逃避の手段として使っていたのだと思う。 今は、そんなに逃げなくても良い環境にいるということかも知れない。

秋を飛び越えて冬へ向かう。

街では半袖を着ているひともいるというのに、 すでにダウンやコートが展示されている。 もはや秋を超えて夏が過ぎると冬になってしまうのだろうか。 きっと無駄な在庫を抱えないためな気がしている。

解のない問いかも?

就活とかいって自己分析だとかエントリーシートを書いたりだとかしたけれど、未だにすらすらは書けそうにない。 掘り下げると自分は何者なのかという問いに答えることなのだけれど、こんなの生涯わからない気もしてくる。 そして考えるのをやめた。

お菓子のジェネリック化?

久しぶりにセブンイレブンに行ってみると、そこで目につくのはレトロなパッケージのお菓子や紙パックのドリンクだ。 後から販売される薬をゾロだとかジェネリック薬といったりして、わりと真似事してるだけだとかいわれりすることもある。 だけど、一時期は国が後押しするくらい価格が下げられる。ジェネリックが売れる理由は、ほぼ価格にある気もする。 それはお菓子にも展開しているのだろうか。 新しいもの、斬新なものは溢れかえって、消費者はモノやサービスを選べなくなってしまった。だから定番の提供

本音が見えない関係性は普通だと思う。

自分より若い世代の本音が見えなくて寂しさを感じる、接し方に距離を感じる、自分を上司として指示を仰ぎにくるひとが多いように感じる。 そんなかつての同僚であり先輩の言葉を聞いて、この悩みには解決策があるのか?と思ってしまった。 なぜなら、本音で話してほしいと願うひとと、部下たちは別の人間で、他人を変えることは不可能に限りなく近いことだと感じたから。 きっと悩みは良い関係性を築けていないという部分なのだろうと今は思うのだけれど、仕事をする上で本音は必要なのだろうか? 口にしな