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「八の干潟について」

「八の干潟について」

もう、我慢ならないので、自分なりの意見をいわせてもらいます。

広島県三原市のお隣の竹原市に、賀茂川が流れています。基本的に、瀬戸内ではそういった場合、砂がたまって扇状地になります。しかし、この加茂川の先には2つの島があったのです。ですから、その間を抜け、扇状地ができました。
その沖に「八」と呼ばれていた小島がありました。そこから、「八の干潟」と呼ばれるようになりました。
http://www.jawan.jp/ngo/hachi.html

今では、ほぼ残っていいない、自然の干潟です。
これは、環境省も認めています。
https://www.env.go.jp/nature/important_wetland/wetland/w389.html

実際、こんなところです。
https://www.fish-isj.jp/iin/nature/teian/file/supplementary.pdf

ですが、ここに、なんと火力発電所を作る計画が、発覚しました。
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=782768&comment_sub_id=0&category_id=112

不思議なことにドイツの会社のグループ会社らしいのです。
JBGエナジーという会社で、日本で登記されている法人です。
https://jbgenergy.co.jp/
社長 Peter GERSTMANN
取締役副社⻑ 佐藤昌利

そのことに対して、日本魚類学会自然保護委員会から、「ちょっとまて!が入りました。
https://www.fish-isj.jp/iin/nature/teian/index.html

JBGエナジーは、2017年に伊万里にて「LNG発電所の営業」を行う予定でしたが、残念ながら、九州電力がより大きいLNG発電所を作るため、撤退したそうです。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/556440
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/693714

さて、そのJBGエナジーの本体となるのか、ドイツでの会社、調べてみましょう。
https://www.northdata.com/JBG+Power+GmbH,+Berlin/Amtsgericht+Charlottenburg+%28Berlin%29+HRB+188076+B
なぜか公式サイトはないんです。でも登記はされているようです。
しかも、親会社は日本と書いてあります。はて?
JBGエナジーのWEBサイトの内容と違いますね。

さて、次に副社長の佐藤さん。どんな方か?
見つけたのは、清水建設の人事異動のページでした。
https://relocation-personnel.com/?s=%E4%BD%90%E8%97%A4%E6%98%8C%E5%88%A9

では、清水建設 佐藤昌利で、検索してみましょう。

https://relocation-personnel.com/2012/3/19/%E3%80%90%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E3%80%91%E6%B8%85%E6%B0%B4%E5%BB%BA%E8%A8%AD2012%E5%B9%B44%E6%9C%881%E6%97%A5-2

国際支店営業部長、 佐藤昌利
ご出世されておられました。

同姓同名で、ご本人かどうかは確認できませんが・・・。

ちなみに2017年i、伊万里に発電所を建設しようとした会社は?
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/556440

JBGエナジーですね。
日本法人として,調べましたよ。
https://ttzk.graffer.jp/corporations/4010001182188
当然登記はされていますね。
でも、下のほうを見ると、会社名を何度も変えています。なぜなんでしょうね。

次に、ドイツの本社?について調べてみましょう。
まず、日本の会社の社長について。

Mr. Peter GERSTMANN, Managing Director, JBG Power GmbH and JBG Energy Japan

名前と会社名で。ドイツの会社ならば、何か引っかかるはず。

https://www.northdata.com/JBG+Power+GmbH,+Berlin/Amtsgericht+Charlottenburg+%28Berlin%29+HRB+188076+B

グーグル先生に聞いてみたら、場所はこちら
https://www.google.co.jp/maps/place/Kurf%C3%BCrstendamm+52,+10707+Berlin,+%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84/@52.501334,13.3165892,17.75z/data=!4m5!3m4!1s0x47a850e502321a75:0x1aa801467d91236d!8m2!3d52.5014566!4d13.3165486?hl=ja

会社の登記はされておりました。2017年に。
伊万里のタイミングですね。

では、JBGエナジーが提携しているというドイツの会社、
Photovolt Development Partners GmbH   (www,pvdp.eu)
に、アクセスしてみましょう。
どうやら、空き地に太陽光発電を展開している、会社のようですね。https://pvdp.eu/ja/%e5%ae%9f%e6%96%bd%e4%b8%ad%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88/
ただし、開発した太陽光発電は、どこかに売却。はたまた中止。
この会社のやっていることは、いまいちよくわかりませんね。
現在、本当に、この会社がかかわったのちに稼働中なのか。

そして、画面の一番下に
Photovolt Japan GK
丸の内北口ビル12F、
1-6-5丸の内、
東京、100-0005
日本
と書いてあるんですよね。もう何が何だか、ですね。

JBGエナジーの住所は?
100-0005
東京都千代田区丸の内1丁目6−5
丸の内北口ビルディング12階

まったくおなじなんですね。不思議です。

さて、前置きはこれで終わりにしましょう。
ここまでの基本情報が大切だったのです。

今回、竹原の「八の干潟」のそばで、LNGの火力発電所を計画しております。

疑問が生じませんか?

疑問①

ドイツの本体の会社は太陽光パネルでの発電を日本で展開している(特に東北地方)のに、伊万里、竹原ではLNGによる火力発電を目指している。
竹原においては、環境省も認めている自然環境である「八の干潟」を無視した形で、事業を推進しようとしている。

会社の方針として、環境保護ありきの姿勢があるのに、なぜ、環境を保護しないような場所に、わざわざつくるのか?ほかに適切な場所はたくさんあるはずです。
しか。。LNGタンカーを入れるためには、せめて10mの深度が必要なため、、砂を掘る(浚渫工事)必要がある。
この件は、別件で確認したが、浚渫工事なしでタンカーを入れるとのこと。
しかしタンカーというものは、基本的にLNGガスを下ろしたら、そこら辺の水をバラストとして給水するはずである。
これは、八の干潟に対しての大きなダメージとなる。
なぜのそんなリスクの高い場所を選んだのか?

疑問②発電所の位置

現在の計画では「竹原工業」の土地に発電所。その沖にLNGのタンカーの停泊場所と、LNGの貯蔵タンクを浮かべる予定である。
竹原工業
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/onlyonenoonezigyou/1265684082911.html

https://www.b-mall.ne.jp/CompanyDetail-FYbqCQbxLYbr.html

竹原市長に日本魚類学会が送った抗議文に、反対内容がある。
https://www.fish-isj.jp/iin/nature/teian/file/mayor.pdf

疑問③そもそも、どうしてその場所?
八の干潟というものは、竹原の市民にとって、どうでもよい場所なのか?
それとも、そんなことどうでもいいのか?
普通、それほどの自然遺産を持っていること自体が稀であり、やろうと思えば、ユネスコの自然遺産に登録できるレベルであ。
なのに、なぜ、誰も声を上げない?
灯台下暗し、なのか。

疑問④そもそも、副社長とは、何者なのか。

ドイツの子会社であるとすれば、火力発電は推進していない。太陽光パネルの実績だけである。
しかも、JBNに関しては、はっきり言って、損しか出していないように感じる。
では、どのように会社を維持しているのか?
副社長自体、どのように収入を得ているのか?

疑問④ここ件に関して、行政はなぜさらりと許可を出したのか?

これは竹原市の行政というより、市議会にポイントがあるようである。
市議会の有力者が、この発電所を推進している人物の一人という。
これが、何らかの利益につながるのではないか…と思い、調べてみるが、利益には繋がらない。もしかするとその有力者が竹原工業とつながりがあり、会社はすでに譲渡されていることから見ても、利益より救済措置としての行為だったかもしれない。

一応、竹原に詳しい人に電話で調査した限り、地元ではあまり問題にしていないそうである。
ただ、だれだれさんが動いたんじゃないか。どこどこの会社が苦しいからじゃないか。土地の売買で訴訟が起こっている、などのうわさは聞いた。

さて。
私は「八の干潟」」をそのまま保存しておくことを基本姿勢にしております。

でも、なんだか、動きが妙なのです。経営者的な直感といいいましょうか、動きが、不自然なのです。

そんなに火力発電所が作りたかったら、三原には、手を挙げる人はいっぱいいるでしょうよ。LNGタンカーもすんなり入れるでしょうよ。最低限の投資で最大限の利益を得ることができるでしょうよ。

なのに、開発するのに、いろんな問題を抱えた場所にどうして?なぜなの?

自然ていうものは、壊すのは簡単だけど、元に戻すためには、壊すよりよっぽどコストがかかることはわからないの?今だけ儲けたらいいの?

真剣に、不思議な状態で、何が何だかわかりません。

おしえて!!
偉い人!!

この状態は、正常なの?異常なの?

この問題の解決のカギは、実はJBGエナジーと竹原工業の関係にあるのかもしれません。(最新情報!JBNエナジーは竹原工業の土地をすでに取得しているとのこと!)つまり、利害が一致したということなんだ思います。
が、利益が出るのでしょうか。
だいたい、LNG発電所を運営するとして、どれだけの資格を持った専門家がいると思いますか?LNGのタンカーは誰が調達して、何処からLNGを調達するのでしょうか?
そもそも、発電所が建設できるのでしょうか?運営できるのでしょうか?
太陽光パネルは置いとけば勝手に発電してくれますが、LNG発電所は危険物を扱ううえ、海外との取引も必要であるし、たくさんの専門職が必要である。これを「誰が用意するか」「誰が運用するのか」が、解決できているのならばいいんですが、そうでなければ、もちろん、火力発電所なんて、夢のまた夢。建設にいくらかかるのか、資金調達は大丈夫なのか。発電による利益によって、何年でペイできるのか。

というわけで、個人的な意見として、この話、ご和算になるんじゃないかと思っています。

さしあたり、静観するのが、よろしいでしょうね。