働きたい、とずっと思っている。今日の言葉#4

アメリカに来て、もう12年以上が経っている。
色々事情があり、まだ永住権が無い。
そして、私は就労不許可の配偶者ビザ
というステイタスがしばらく続いている。
(学生をしていた時は、学内で少し働けたんだけど)

日本で働いたのは、2年ちょっと。
大学院を休学して、好きな仕事をした。
アメリカの大学で学生をしながら、
日本語教師のアシスタントをしたのも2年。
教えるのが楽しかった。

私はずっと、働きたいな、と思っているところがある。
でもいつだって、このビザステイタスで仕事を探すのは、
日本で就活するよりも何倍も何倍も難しくて、
最近は、ほぼ諦めてしまったような感覚。
自分のコントロールできないことにチャレンジするよりは
今の環境で楽しめることをしたいなと思っている。
それが許されていることはありがたいことだけど。

家庭生活の中には、色々なやる事、やりたい事がある。
毎日の料理から、お弁当作り、時々おもてなし料理を考えたり
家の片付けをしながら、少し理想のインテリアを考えたり
子どものアクティビティを考えたり、
家計を管理しながら、自分の家庭にふさわしい予算配分を計算したり。

この家庭の中の教科には
私の得意なものもあるし、苦手なものもある。
たまに本を読んだり、メモを取ったり、
アイデアを実践してみる。
この学習と実践を繰り返していると、
生活の中でも学べることってまぁまぁあるなとも思う。

本音は、もう少し社会と、他の世界と繋がりたい。
読書はその時、一つのツールになる。

仕事ってなんだろう。
誰のためにする?なんのためにする?
お給料はもらえないけど、今やっている小さなことも、
一つの仕事だと思うようにしたい。

人が毎日こつこつやることは、すべてが仕事なのではないだろうか

山崎ナオコーラ「足元にソーダ水」

「私は大きな活動ができていない」と思ってしまうのは、海外に行けていないせでも有名人と会っていないせいでもなく、部屋の中で考えごとをしていないせいだった。

山崎ナオコーラ「足元にソーダ水」

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