管囲範囲ごとの補正後馬体重のプロットと、勝ち馬・OP馬に絞っての比較

前回の生まれ月ごとのプロット記事から、生まれ月ごとの馬体重の簡易的な補正値を作成して、それをまずは管囲範囲ごとにプロットする。

1月生まれ:平均値456.0kg、中央値453kg
2月生まれ:平均値453.7kg、中央値454kg
3月生まれ:平均値441.2kg、中央値441kg
4月生まれ:平均値431.6kg、中央値431kg
5月生まれ:平均値418.3kg、中央値416kg

からだいたいの補正値を作成。傾向見るだけだから、大雑把に。

画像1

それで馬体重を補正して、簡易範囲ごとにプロットをドーン

管囲_補正後体重相関_勝ち上がり差分_全馬

当たり前だが、きれいな右肩上がり。管囲が太いほど馬体重も重くなる傾向に! Ω ΩΩ< な、なんだってー!

そりゃそうだ。これじゃ何も面白くないので、せっかくなので勝ち上がり馬、平地収得賞金200万円以上に絞った表も。(※200万の理由は降級制度がある世代は1勝クラスでも収得賞金200万になるので。収得賞金の採取タイミングは2021年6月20日開催終了時点)

管囲_補正後体重相関_勝ち上がり差分_勝馬

範囲が狭まった気がするけど、頭数が減っただけなので薄いところが見えなくなっただけのような。もっと条件を上げて、オープン馬(平地収得賞金1601万以上)だけで見てみよう

管囲_補正後体重相関_勝ち上がり差分_OP馬

より絞られて、真ん中に集中してるのがわかる。馬体重・管囲とも両極はオープン馬になりづらいということがわかる。

オープン馬黄金ゾーンの補正後馬体重430~499kg、管囲19.5~21.4cm(「○○範囲」はいずれも切り捨てなので下に出る)に合致する馬率は、オープン馬が52/67で77.6%勝ち馬が200/309で64.7%全馬が391/655で59.7%と傾向は明らか。もっと厳密にやるなら、左上と右下は削ったほうがくっきり出るはずだけれど、まあとりあえずはこんなもので。

3枚のプロットデータをアニメーションさせると、より視覚的にわかりやすい。

グラフなし

全馬・勝ち馬のところではそこまでハッキリしない傾向が、オープン馬のところでバシッと狭まる。更に、総計のところの動きも見ていただきたい。オープン馬のところだけ管囲が右に、馬体重が上にフワッと移動している。ここも「知ってた速報」ではあるんだけれど、改めて傾向としてちゃんと意識しておきたい。

最後にオマケで、管囲範囲ごとの補正後馬体重の平均値も出して線引いたのでこれも掲載しておく。

グラフあり

線自体はほぼ動かず、短く・凝縮されるだけというのもおわかりいただけるはず。

【毎回の注意書き】この傾向はキャロットで募集されるような馬が母集団なので、そこのところはご理解の上で御覧ください。あと、測尺黄金の掟を厳密運用してるとキャロットでは出資できる馬がいなくなる

追記(2021/07/04 22:23)

外れ値を叩き出してる馬が気になるので、せっかくなのでご紹介。
管囲22cm以上から2頭! 22.2cmのクリソベリル! 22.0cmのノーヴァレンダ! いずれもダートのG1(Jpn1)の勝ち馬!
補正後馬体重ぶっちぎり最大536kg! トゥザクラウン!
管囲19cm未満から2頭は両方とも18.8cm! コルコバードとシャルールの2頭!
補正後馬体重430kg未満からは3頭! 419kgのカウディーリョ! 420kgのレイパパレ! 422kgのクラヴェル!
外れ値からも大物は出るし、傾向だけがすべてではない! 当たり前だが馬って難しい

追記(2021/08/16 22:41)

よりサンプル数を多く、かつアプローチとしてナイスな最新記事を作成したので、今後はそっちを参照していただきたい。



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