見出し画像

キャロット2021年募集馬の前脚の各角度を数値化

前脚の各角度一覧

続けてやっている「見た印象ではなくちゃんと定量化した数値で募集馬を検討しよう」の一連のネタ。表題、角度なのに数値化ってのもおかしな話であるが、珍しく(?)手動調査による数値化作業をカタログが出てからずっとやっていたので、そのリストを掲載。

画像1

画像2

画像3

画像4

積年のデータでどういう数値が良いのか?という基準は確立されていないが、とりあえず本noteのお手本を常に飾り続けるレイデオロさんの数字を参考として併記しておいた。

調査方法と各数字の計算方法

次の画像の通り、募集馬の脚元をアップにしてひたすら線を引いて傾きを検出する。

画像5

それを、こんな感じの分度器に投影して角度を目で見て書き写す。

画像6

まあ、苦行ですよね。

黄色い線が左前脚繋角度(A)、紫の線が右前脚繋角度(B)、水色の線が管骨角度(C)で、管骨は逆に傾いているので左に何度傾いているかを調査。水色と紫の線が右前脚の「角」になるので、リストにはその合計(B+C)を右前繋+管骨として記載。前脚全体としてどれだけ「繋が立っているのか」を表現するために(A+B+C)が角度総計として記載、最後に左右でどれだけ繋の角度に差があるのかを表現するために、(A-(B+C))を繋角度左右差として記載。

お手本デオロくんは角度総計が70、繋角度左右差が-2なので、なるほどこのあたりが良いのかな!(お手デオロくんに導いてもらわなくてもなんとなくそれっぽい数字ではあるが)

総論&注意書き

定量化された数値から言えることとしては下記2点。
・角度総計が低すぎると繋が立っている(逆は寝ている)
・繋角度左右差の絶対値が大きいとバランスが悪い
尚、立ってるからどうこう、バランスが悪いからどうこうという話は本稿では触れないものとする。

注意点としては、本稿の数値はすべて独自調査のため公式データではなく、また目と感覚でやっているので間違っている可能性もある。また、カタログ写真の立たせ方で見え方も変わってくるので、本稿の数値が実馬のものを正確に反映しているとは限らないことにご留意いただきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?