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測尺の馬体重補正値の平滑化

馬体重補正値シリーズその2。1つ前、その1は↓

馬体重の補正値表を作ったものの、生まれ日が1日違うと補正値が10違ってしまう場合があるので、いや、10kgも想定に差があったら嫌じゃない?ということで平滑化をしたい。というわけでまずは平滑化前のグラフ。

001_平滑化前

縦軸は補正値、横軸は測尺実施日の日齢。これではちょっと使いづらい。
というわけで、こんな感じで平滑化。

002_平滑化後

日ごとに補正値が下がるように調整。できるだけ滑らかにするために、牡馬と牝馬でいきなり差がつくところも当初は速度を遅くしてある。​
この補正値を使ってそれっぽく補正がなされているか?を確かめてみよう。
以下にキャロットの2005~2020年募集馬の馬体重測尺データに補正値を加算したものを、それぞれ範囲別にマトリックス図にしたものを掲載していく。縦軸は馬体重(1の位切り捨てでグルーピング)、横軸は測尺実施日の日齢が何日以降かを示す(右に行くほど早生まれ)

全馬(牡馬+牝馬)マトリックス図

004_牡馬牝馬混合_マトリックス

各期間ごとの平均値(全馬)

003_牡馬牝馬混合

馬体重出現回数ヒストグラム(全馬)

005_牡馬牝馬混合_ヒストグラム

分布も綺麗、平均も傾かず、ヒストグラムも正規分布っぽい。出現回数ヒストグラムの正規分布っぽさは遺伝子のガチャ感があるし、悪くない補正値なのでは。

牡馬牝馬ごとのマトリックス図

牡馬マトリックス図

006_牡馬_マトリックス

各期間ごとの平均値(牡馬)

画像7

牝馬マトリックス図

008_メス馬_マトリックス

各期間ごとの平均値(牝馬)

009_メス馬

馬体重出現回数ヒストグラム(牡馬牝馬別)

010_牡馬牝馬別_ヒストグラム

悪くない補正値なのでは。各期間ごと平均値の牡馬6のところ(日齢455~469)が凹んでいるのが気になるが、その隣が出現回数少ない5(日齢440~454)なので、傾きを変えづらい。日齢が低い段階での測尺データを集めねば……。

キャロットの募集で使うのであればなかなか利用価値はあるはず。決定版とは言わないが、持ってるデータを自分でアップデートして使っていけるのは納得感for meが高いと思うので、とりあえずしばらくはこれを基本線にやっていきたい。

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