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イノベーションの効用

ハーバードビジネスレビュー2019年12月号 「企業は信頼をマネジメントせよ」※に書かれていた「企業が果たすべき根本的な約束」について、なるほど~ と思った。「顧客、従業員、投資家、社会」の各ステークホルダーが「経済、法律、倫理」の各面で何を期待しているかが表で示されている。
よくまとまっているなと思った。
でも、なんか、これだけではないよな~と感じた。この論文は「企業の信頼」についてなので、この論点でいいのだが、これだけだと当たり前すぎて、最低限に果たすべきことだなあと。企業の価値ってこれだけじゃなくて、もっとプラスのことだよねと思う。
ものすごく一般的な言葉だけど、やはり夢とか感動とかだと思う。多くの経営者が「お客様に感動を」と言ってるのを聞いて、くさいなあと思っていたけど、やっぱりこれなのかなあと。
革新的なサービスや商品が生まれたら、それによって便利になったり、新しい体験ができたりすることは、もちろん嬉しいことだが、それだけでなく、「そういうアイデアがあったんだ!」「そういうアイデアを実現する方法があるんだ!」「そういうことをできる人たちがいるんだ!」という事実にワクワクして、感動して、自分も、何かできるかもしれない、やってみたいと感じられる、そこにイノベーションの効用があるのではと思った。
自分の事業で、このような感動、ワクワクが顧客に提供できるか?
ここだな。

※企業は信頼をマネジメントせよ
The Trust Crisis
ハーバードビジネススクール教授
サンドラ J サッチャー
ハーバードビジネススクールリサーチアソーシエート
シャレーン・グプタ

#イノベーション
#ハーバードビジネスレビュー
#感動

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