何者かになりたくて

誰しもが一度はあった19歳。

大人とは言われず、でも子供でもないと思ってる。

ちゃんと将来を考えてるのと親や先生に言われて

将来ってなんだよって漠然と誰かと話す

人が物凄く羨ましい時もあれば

人が物凄く憎い時もある

自分ってなんだろう。人ってなんだろう。そもそも何が何だろう。

同じ19歳という年齢でも

環境や時代で、見えてくるものは違くて

今の19歳で言えば、世の中にはSNSが当たり前にあり

自分自身の考えを簡単に発信でき

みたくない情報も感情も簡単に受け取れてしまう

距離も国籍も年齢も越えて、誰かと繋がり笑い合い、傷つけあうこともある

情報がありふれすぎているからこそ

より個性というわけのわからない言葉が大事だと言われてしまう

あなたはどんな人?将来何をやりたいの?あなたはこれについてどう思う?

こんな質問ばかりされても、どの答えもまだまだ持ち合わせていないし

この先もその時々で答えは変わっていくもの

自分のために頑張るのか、人のために頑張るのか

それすらもわけがわからなくなって

なんとなくすぎる毎日に不安と焦りがつのって

怖くても、痛くても笑っとけばいいと

傷を傷としてみようとしない危うさは

気がつけば、全身を駆け巡り

頭の中で叫び声をあげていく

どんなに声をあげても何も変わりはしないだろっと思いながらも

叫び続けるしかない

誰かを嫌いなふりをした、自分嫌い

この状態に誰かが名前をつけたがって

さもわかったように声をかけてくるけど

そんなものはどうでもいい

名前をつけられたいやつだけつけあってくれ