パチンコ・パチスロの辞め方
私が長年辞めたいと思っても辞めれなかったものに、酒とタバコとパチンコ・パチスロがある。
しかし現在パチンコ・パチスロは10年以上やっていない。これは物理的に行けないからというのがやってない理由である。
私がパチンコ屋に行き始めたのは高校生の頃。
バイトをし始めて中学生までは見たことのない大金を手にできるようになってから。バイトをし始めると5〜10万円ほど給料が入るようになり、友達と遊ぶ費用やバイクの購入費にと使ってとても有意義だった。
バイトを始めてしばらくすると同級生や先輩がパチンコで「◯万円勝った」という話が出てくる。そういう話を聞くと「1ヶ月毎日バイトして入る給料と同じくらいの金額が手に入るのか」と、負けを考慮しない甘い考えが出てきてしまう。
そんな話を聞いた月のバイトの給料日には、全給料を握りしめてパチンコを打ちに行く。そして負ける。こんなもの二度とするかと思ったが翌月も行って負けた。
それでも3ヶ月目は数千円で3万円くらい勝つことになる。初めて勝ったのはCRモンスターハウス。
3万円、実質2万数千円の勝ちでは2ヶ月分の給料からすると負けている。ハマらない人はここで冷静な判断ができて、辞めれるのだろう。むしろ1回負けて2度とやらないだろうというか最初から行かないか。
成長したのかバイト代を全額使うことはなくなったけど、毎月パチンコ屋には行くようにはなってしまった。 全額失う怖さと初期投資が大きいと負ける、五千円使って勝てない台は勝てないということは学んだ。この時点で完全にパチンコ屋に行くことが生活の一部。
高校を卒業後、就職もせずいわゆるフリーターになった私。それでもフルでバイトをしていたので給料18万円くらいあったはず。
しかも実家暮らしで使えるお金は高校生の比ではない。フリーターになるとこんなにも暇なのか。バイトが8〜17時だったので夜が暇すぎる。
そうなるとバイト終わりにパチンコ屋に行くようになった。夕方に行くのでハマっている台がちらほらある。500以上回っている台に狙いを定め座ると割とすぐに大当たり。運がよければ連チャンするし、5千円以内に出ればトントンかちょい勝ち。
この頃はわんわんパラダイスが好きな時期。割と勝ってたという記憶だけど、たぶん負けている。あの頃は勝っていたと思いたいだけ。
以後、酒、タバコ、パチンコにだけお金を使う生活に。消費者金融でいくらでも借りれたので金銭感覚が壊れる。消費者金融のカードが自分のキャッシュカードの感覚。あの時点で借りれるだけ借りた。
フリーター生活に限界がきた。もう地元のバイト生活では借金は返せない。派遣社員として工場に行く決心をする。
交通費くらいしか現金がなく、派遣先に着いた時点で数百円しかなかったので、同じ日に派遣されてきた自分よりも年上の人に、挨拶してすぐお金を借りた。恥ずかしい。
私の地元は東北の田舎であるが、さらに田舎の関西のある地域で派遣社員として働き生活をするようになる。給料が28万円で寮があり1万円だったはず。さらに友達もいないのでお金を使わずに借金返済できると思ってた。
週6日で1日12時間ほど働くので、お金を使うのは食費くらい。正直ね、ああいうはあまり良くないと思う。
工場の周りにはパチンコ屋がいっぱい。派遣社員のほとんどはパチンコ
屋に行ってたんじゃないかな。これで抜け出せずにずっと派遣社員をやっている人もいるはず。
派遣社員でお金を貯めて短期でやめて行く人もいれば、パチンコ屋に行き派遣社員を抜け出せない人もいる。
2000年代前半でパチスロは、吉宗、北斗の拳と全盛期。私はファイヤードリフトで人生初の万枚を経験した。
工場と寮の近くに多数のパチンコ店。派遣社員同士の話はパチンコ・パチスロ。派遣社員には自分よりも年上で自分よりも借金あって、自分よりも負けている人がいる。この沼からは抜け出せない。
正直この頃は、このまま派遣社員で一生生活してやろうかと思っていた。その後の派遣村のニュースなんかがあったから無理だんだろう。
派遣村の未来から救ってくれたのは、地元の友人からの電話。「東京いるんだけど、来れば?」と誘ってくれたのが救いだ。
結局、借金を1年で返そうとしてたのに私は、3年かかってしまった。パチンコ屋にさえ行かなければ1年で終わったのに。この頃は若さの重要性を理解してなかった。若い期間は短い。
借金を返し50万円貯金して上京。上京後以降も仕事がない日はパチンコ・パチスロをやった。
自由にできるお金が10万円あったら、そのお金でやりたいことやればいいのに、なぜかパチンコ屋に行って勝ったお金でやろうとする。
たいてい勝てずに数万円の牛丼を食べるはめになる。
派遣の時とあまり変わりのない生活だったが、縁があって初めての就職。それからは仕事が忙しくなり、給料が上がって行く中でパチンコ屋にいく機会が減ってはいった。
ただ金銭感覚が壊れてる。給料が上がった分、交遊費で使うようになり貯金もできない。飲みに誘われれば見栄っ張りのせいで「お金がない」と言えずに借金して行く。
そうなると生活費がなくなり、1ヶ月3万円では暮らせないとパチンコ屋に行き0円になる。そして借金が増える。
そんな時にまたターニングポイント。
前置きが長くなったが、ここからがパチンコ・パチスロの辞め方です。
仕事で海外に行くようになり、物理的にパチンコ屋に行けなくなったから辞めれた。本当にそれだけ。
私の唯一の救いはギャンブル依存症ではなく、パチンコ屋依存症だったこと。競馬・競輪・競艇・スポーツベット・オンラインカジノ・FXなど、スマホがあればできるギャンブルあるけど興味がない。
興味が出るほどやってないだけかもしれないが助かった。海外の合法なカジノにも何回か行ったけど面白くない。
自己分析するとパチンコ屋に朝起きて、「勝ったら焼き肉で飲んで、キャバクラ行って、風俗に行こう」とか妄想してる時間が楽しかったんだと思う。
もちろん少ないお金を楽して手に入れたい気持ちもあるけど、パチンコ・パチスロ以外はやりたい気持ちが起きなかった。
海外に行くのはハードルが高いと思われたあなた!
いまは自分自身に入店制限をかけれる申告プログラムがあるので、ぜひこちらを確認してみてください。
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私の現状がうまくいっていれば、過去を振り返ってもあの時はバカをしたなで済むのかもしれない。
でも現状若さがなくなった分、パチンコ・パチスロのない生活をしていてもつらい日々。振り返った時に、いい思い出に代わるよう生きていくしかない。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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