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雨の記憶ー夢見るー

ある日の会話
子どもたちに「将来の夢ってなあに?」と
聞かれたことが頭から離れなくて、
ここ数日ぐるぐると考えていました。
大人になるとなかなか聞かれなくなるし
面と向かって「こんな夢があるんだ。」と
話す機会も減ってくるなと...

わたしは夢を聞いたりするのが好きで、
それがたとえ実現できないようなものだとしても
想像するとわくわくして
楽しい気持ちになります。
子どもから聞かれたときも
「わたし?いっぱいあるよ!全部話し始めると
大変だからね、ひとつは旅することかな〜。
日本全国行ってみたい。」(ちなみに残り14•••)
っていう話をして、
子どもたちからもたくさんの夢を聞いて
ほくほくした気持ちになったりして。

わたしの夢
夢は溢れるように出てきて。
(その前に、まず目の前にある
大学の勉強を頑張らないといけないんだけど...)
まず旅をたくさんしたいでしょ。
北海道に九州に四国に、
カナダにヨーロッパも行ってみたい。
田舎でのんびり暮らしたいし、
自分の好きな本をたくさん集めて
地域の子どもが集まれる場所を作ってみたいし、
カフェもいいよね。
最近できずにいるカホンやギターに
触れたいし、またみんなで歌いたい。
ただいまって帰るのが楽しみになるような
お家を作りたいし、お庭や畑もやってみたい、
朝はコーヒーの香りで目覚めたいし、
苦手な朝は起こしてもらいたい。
推しのためだけの部屋を作りたいし、
かわいい服を着てお茶もしたい。
最近忘れ始めた英語の勉強もしたいし、
海外にいる友達にも会いに行きたい。
大切な人たちを守れるように強くなりたいし、
家族ができたら一緒に笑って過ごしたいし、
子どもがうまれたら楽しいことたくさん
経験させてあげたい。
もう少し心が成長したら
自分のことばかりじゃなくて
誰かのことも考えられる優しい人になりたいし、
自分の弱さも人の弱さも
受け止められる人になりたいし、
失敗して落ち込んでも
立ち上がれる強さが欲しい。
まだまだたくさんあるけれど...(笑)

叶うかどうかはわからない、
でも「こうなったらいいな。」と
思いながら生きるのって
「どうせ私にはできない」と
暗示をかけて生きるよりも
ずっと楽でシンプルで軽くていいなと。

もちろん生きていく中で
環境・生活・経済・能力・時間といった
あらゆるものからの制約は
多少あるかもしれないけれど、
いまの私にはこれだったらやれるだろうな。
きっとこんな楽しみ方ができるだろうな。と
世界や社会の基準ではなく、
自分に合わせてみていくことで世界は
どこまでも広がるのではないかなと思います。

夢≠職業
子どもの頃、将来の夢といったら
”職業”を書かなくちゃいけないような気がして、
保育園や小学生の頃は「パン屋さん、
お花屋さん、ケーキ屋さん」といくつか
夢見たことはあったけれど
高校生になると「どんな仕事に就きたいの?
と言われても...これといった職業名は
わからないけど、こんなことをしたい、
こんな生き方ができたら。」というのが
なんとなく見えてきて。でも言葉ではうまく
伝えられないから、大人たちからは
「今はまだ将来の夢を考える時期みたい。」
とか「なりたいものがいつか
見つかるといいね」と言われたり...

わたしからしたら、言われなくとも
「自分がどう生きたいかなんて
もう考えてるんだよ!こんなことをしたいって
いうのはもう決めてるし、ただそれが
〇〇といった職業名では表せないんだよ!」
と苛立つこともあったり、あったり(笑)
19,20歳のわたしは本当にひどかった。。
お口も悪いし態度も悪いし性格も悪いし
大人?人間?信用しません。が前面に出てた、
思い出すだけで恥ずかしい頃ですね。

いまの子どもたちには
将来の夢は”〇〇になること”
だけではなくてこんな人になりたい、
こんな風に生きたい、こんな場所に住みたい、
それも大切な夢だよ。と伝えていきたい。
大人もそう。なりたかったものになれたから
夢はそこで終わり。ではなくて、
もっともっと、自分はこう生きたい。って
言えたら楽なのかもしれない。
大人になってからも
夢を話すってすごく楽しいだろうな。
わたしの知らない世界が
たくさん溢れているんだろうな。
そんな話ができたら嬉しい。

誰でもない自分
あの頃あんなこと言ってたけどさ、
と昔のはなしをするのも楽しい。
16の時にバイト先の居酒屋で
社員さんたちと将来の夢について語ったことが
ずっと記憶に残っていて、、
当時のわたしは夢のかけらもなく
超現実思考で部活とか青春よりも
将来のためにとりあえず貯金しとこ。
という理由でバイトを始めて、
「高校卒業したらすぐに就職して
21歳くらいで結婚して家族と一緒に
田舎で平和に暮らしたいですね。
将来なりたいものとかないので
とにかく平和に生きたいですね。」
とか言ってた16さい、高1。
本当、可愛さのかけらもないやつ。

21歳で結婚はしてないし、
作ったことはあっても飲めないお酒ばかりだし
高校卒業後は進学して
家族と離れて過ごす期間も長かったし、
日本を離れて新しい場所にも行ったし、
自分が思い描く未来では全然なくて
当時の夢が叶ったのかどうか分からないけれど...
それも自分らしくていいなと思える。

挑戦して失敗してやってみてダメだとわかって
新しいことを見つけて楽しさを感じたりして。
その夢のほとんどは叶わないかもしれないし、
できないことも多いかもしれないけれど、
未来のわたしもきっと「そうならない人生もまた
それはそれで楽しいんだろうな。私らしい。」
とか思っているのかもしれない。
また新たな夢がひとつ増えるだろうし。


と、そんなことを思っていたら
梅雨がもうすぐそこ...
雨の音と紫陽花が恋しいですね。
去年買ったお気に入りの傘、
大切にしすぎてまだ片手で数えるくらいしか
使えていないんだ。。
広げるとすごく可愛いのに...
この梅雨は持って歩こかな。
どこかの誰かと、
いつか自分たちの夢について
話せることを楽しみにしつつ。

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