メルカリでアコースティックギターを売る人と買う人

音楽を始めることに嫌味を言うつもりはありません。ただ、メルカリでギターを買う人の奏でる音楽ってなんなんでしょう。
それは気になります。

これは中学生がなけなしの金で買った場合ではありません。

他意はありません。
ただ、メルカリで1円でも安いアコースティックギターを買おうとしている大人の心中に湧き立つ音楽とは。

意地悪ではありません。
ただ、クレジットカードやポイントカード、クーポンやキャッシュバックの知識が恐ろしく豊富な人が奏でる音楽とは。

確かに、経済的困窮が反骨心を生み出し音楽への情熱に傾けられることはあります。

しかしです、この今回のような、良いように言えば「経済合理性だけが極めて高い人物」とは、悪いように言えば「みみっちいケチ」です。


そんな気になる彼らが奏でる音楽とはなんなのかと言えば


聞けない。


彼らは30分ぐらいギターに触ったらそれに飽きて放置してしばらくしたらメルカリに売りに出す。安いギターを望んで手に入れたのには、すぐ辞めても良い理由が含まれていた。

この期間を無いことにすると、自分が売りに出した物を自分が買っていることになります。
そう考えると実は経済合理的な人物でも無い。安物買いの銭失いなやつだったのです。

そんな薄い怨念を重ねたアコースティックギターがメルカリには並んでいる。
転売と怨念を重ねられたギターはそのうち喋り始めます。

その音楽はきっと悲痛で美しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?