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野球選手が夢だった②【野球エッセイ】ファイターズCSファーストステージ二戦目

 北海道日本ハムファイターズは、レギュラーシーズンを2位という成績で終え、6年振りのCS出場を果たした。推しの夢が一つ叶った。松本剛外野手。
 相手は千葉ロッテマリーンズ。一戦目は惜しくも敗退。松本剛選手は、好守備でチームのピンチを救ったのだが、チャンスに倒れネットでは誹謗中傷が飛交っていた。
 二戦目。GAORAは、元ファイターズの杉谷拳士さんと元ファイターズファーム監督、元一軍投手コーチだった荒木大輔さんのダブル解説。

 思えば2022年の開幕戦。相手はソフトバンクホークス。開幕四番に抜擢されたのは、推しの松本剛選手だった。実はこの年、キャンプ中は一軍で過ごしたのだが、直前でファーム行きを通告された。(勿論そこには、新庄監督の意図があった)そこから這い上がり手にした開幕スタメンだった。
 ソフトバンクホークスの先発は、千賀滉大投手(現メッツ)。千賀投手とは相性がいい。過去に本塁打を打ったこともあった。
千賀投手より内野安打を放ち、2022年開幕戦チームは勝利した。その年の活躍は言うまでもない。首位打者を獲得している。

 2016年から松本剛選手を応援してきた。2017年に一度ブレイクした後、怪我や不振で長いファー厶生活を送る。再び一軍に定着した2022年、現地で松本剛のタオルがいっぱいなのを見て胸が熱くなった。

 さて、話を本題に戻そう。CSファーストステージ2戦目は一番センターでスタメン。
第一打席に入った時、解説の杉谷拳士さんがこう仰っていた。
「今日は試合前に剛が(生き様を見てほしい)と言っていました」
 杉谷拳士さんは、松本剛選手と同じ帝京高校の出身で、ファイターズでも苦楽を共にしたことだろう。帝京魂。言葉に愛がこもっていた。
 食らいつくようにバットに当てた球は、ショート前へ。魂のヘッドスライディングで内野安打に。松本剛選手のガッツポーズを見た瞬間、1回目の涙腺崩壊。ああ、これが松本剛選手の生き様だ。応援し続けて良かった。
(その後すぐ盗塁死をしてしまうのですが)

 万波選手の同点本塁打、淺間選手のサヨナラ安打で2戦目を勝利したファイターズ。大人の泣き虫は恥ずかしいのですが、試合中何度も何度も涙が込み上げて来ました。
 マリーンズの安田選手、角中選手の本塁打も素晴らしかった。小島投手の投球も。

 野球が好き、ファイターズが好き。こんな気持ちにさせてくれてありがとう。CS勝つぞ。福岡行くぞ。日シリ行くぞ(わたしは行けないけど)大航海はまだまだ終わらない。三戦目今日も行くだけ!!

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