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ロマコメじゃなくて、ラブコメじゃなくて、”ガールズ・ムービー”

ごきげんよう、雨宮はなです。
Amazonプライムビデオの見放題期限が迫る『パグ・アクチュアリー ダメな私のワンダフル・ライフ』を観て勢いそのままに記事を書いています。

3月5日(金)が期限ですが、Amazonプライムビデオは急に期限を前倒しにすることが多いのでぜひ早いうちに観てください!
今日、この日曜日がお休みならいますぐにでも!

”ガールズ・ムービー”という定義が無い?

この映画の感想をツイートしようとしたときに、どう紹介しようか迷いました。ロマコメやラブコメとは違うんです。要素はあるけれど、それがメインじゃない。
主人公の女性が悩んだり考えたり、努力したり…それを眺めながら自分に当てはめて観ちゃったり、それを楽しめる、パワーをもらえる…そんな映画をひとことで表す言葉って何があるだろうか。
ドラマではある、けど、もっと軽やかに明るくてエネルギッシュな印象を持たせたワードやフレーズは無いものだろうか。

オンナノコが軸の映画…”ガールズ・ムービー”

そうだ、ガールズ・ムービーだ!
『プラダを着た悪魔』も『キューティ・ブロンド』も恋愛要素はあれど、恋愛成就のために頑張ったわけじゃない。「彼を取り戻す」とかそういうキッカケがあれど、恋愛にゴールを敷いていない。恋愛は結局オマケになってた。それじゃ、ロマコメでもラブコメでもしっくりこないわけだ。

そう思いグーグル検索にかけてみると、まさかのヒットなしでした。
個人的に定義づけて映画紹介をしている人のブログを見つけた程度。

たしかに、「その映画のジャンルは?」と聞かれて「ドラマ」「ホラー」「コメディ」などと答えるよりも分かりにくいかもしれません。
よく聞くジャンルで紹介するならドラマ。
けれど、ドラマって基本的にどんな作品にも含まれるものですし、もっと別の表現が欲しいなと思いました。
映画業界にはまだ無いフレーズですが、今後広く認知・使用されるようになったらいいなあと思います。

”ガールズ”という言葉を選んだ理由

ジェンダー云々が叫ばれる昨今で時代錯誤な気もしましたが、あえて”ガールズ”という言葉を使いたいです。
これは人間の個体を分類するために使うのではなく概念として、あくまで言語表現としてなのですが、意図が上手く伝わるといいなぁ。
”ウーマン”でも”レディ”でもなく、”ガールズ”。

ウーマンだと歴史モノやお堅い系で、頭脳や腕力で未来を切り開くような”凛々しく、逞しい””女”という印象があるし、
レディだとお淑やかだったり階級社会にいたり、それは無くとも性的な魅力を活かすような”強かで、しなやかな””女性”という印象がします。

ガールズということばには、たしかにティーンエイジャーの印象があります。ですが同時に、未知数でエネルギッシュな明るい印象も感じられます。
私はガールズということばに”元気で、ひたむきな””オンナノコ”という印象を持っているのです。

その未知数な何かを膨らませて、エネルギーで爆発させた、気づきや勇気をもらえるような作品。
それが、”ガールズ・ムービー”ではないかと思ったのでした。
冒頭でおすすめした作品・記事中に出てきた作品の他に、3作品を紹介します。

おすすめガールズ・ムービー『フラッシュダンス』(1983)

恋愛を楽しみつつも、自分の夢のために頑張るオンナノコが主人公!
有名曲やトレーニングシーンに思わず体が動き出します。
とにかくやる気と明るい気持ちになりたい人におすすめ。

おすすめガールズ・ムービー『お買いもの中毒な私!』(2009)

自分の好きなものは本当に好きなものなのか?自分には欠点しかないのか?
多すぎるものとネガティブな感情に埋もれていたものを発掘したら、それは素敵な自分でした。
どん詰まりにいて明るいものを観ていられない人にこそおすすめ!

おすすめガールズ・ムービー『ラスト・クリスマス』(2019)

自分を大切にするって、どういうことなのか。
自分を見つめ直して、心の声に素直になる重要さを教えてくれます。
人生迷子気味の人におすすめ。

おわりに

いかがでしたか?
改めて考えると、ガールズ・ムービーは「自分を見つめる」ことや「自己成長」が重要な作品の気がします。紹介作品を選んでいて、2000年以降の作品が多く挙げられたのはそのためだと思いました。

自分を見つめたいとき、自分にはっぱをかけたいとき、自分のスイッチになる作品がみつかりますように!

今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。
ではまた次の記事で。ごきげんよう。

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