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【試写レポ】『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春映画』試写会【04_2024】

ごきげんよう。雨宮はなです。

報知映画賞・特選試写会に当選し、一足早く鑑賞させていただきました。
ありがとうございます!

※ネタバレを含みますので、気にされる方は鑑賞されるまで読まないことをおすすめします。


作品について

正直に言うと、私は老人が苦手です。
ではなぜ老人が主役の作品の試写会に応募し、参加したのか。
それは岩城滉一さんがかっこよくて好きだから。
好きな人のことなら理解しようとか、寄り添ってみようとか思えるじゃないですか。
老人への理解を深めたり、うまく対応できるようになるかもと、勉強のつもりで興味を抱いたわけです。

映画『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春映画』公式サイト

渋かっこいい、イケジジな岩城滉一さんが演じる主人公:福山健二は高齢者にとっても現役世代にとってもとても理想的な人物でした。
田山涼成さん演じる橋本勉がとんでもセクハラジジイなので対比がくっきり。
若い人にデレデレすることもなく、自分なりに自活を続ける方法を模索したり、ピンチのときには万が一のための用意をしたりととても無害な老人です。

子世代的に思うことはあるのかもしれませんが、同じ世代の私からしても息子たちの自分勝手ぶりはものすごく嫌悪感を催すものでした。
高齢者側からする現役世代の怖さというか。

試写会について

いやー、笑っちゃうくらいひどかったですよ!
岩城滉一さんと宮崎美子さんが登壇しての舞台挨拶は和やかな雰囲気で、周囲の高齢者も喜んでいる雰囲気がよく伝わってきました。

けれど、撮影タイムが守れなかったり、着席待機のアナウンスがあっても経ち歩いたり、マナーがとんでもなく悪かったです。
トイレが近いとか、いろいろ事情はあるのかもしれないけど「ここは誰かの家なのか?」と錯覚するほどたち歩く人が多く、扉近くに座っていたせいもあってなんどもなんども明るくなって作品に集中できませんでした。
エンディングテロップが流れたらどんどん立ち上がる高齢者……。
かがんだり、少しでも早く立ち去ろうとしてくれる人はマシでしたが、堂々とゆったりゾロゾロ列がなされ、まったく落ち着きませんでした。
明転してからは出入口が一つしかないことにただ文句を言ってスタッフに絡みたいだけの高齢者がいたり……。

報知映画賞・特選試写会はハガキにしっかりと禁止事項を書いていてくれるのですが、平気で飲み食いするし、チョコだかアメだかのビニールをチリチリする音がずーっと聞こえてるし、本当にひどいものでした。

文字が読めない、マナーやルールを守る気が無い人たちを呼ぶ意味は?
そんな人たちに宣伝効果が期待できるのか?
お金を払って観に行ったときに集中して作品を観ることはできるのか?
様々に疑問が残りました。

さいごに

せっかく岩城滉一さんが高齢者に対するイメージをよくしてくれているのに、その場にいる当事者たちがそれを台無しにしていて、なんだかすごかったです。
主人公:福山健二がいかに理想的な人物かがよくわかりました。

こうあってほしいという気持ちが強くなる、現代ファンタジー作品『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春映画 予告編』は5月10日(金)より上映開始!

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