北海道新幹線函館駅乗入れ構想についていろいろ書いてみたがしんどかった


事の発端は地元建設業界の危機感?

「道南公共工事過去10年で最低」2016年4月17日函館新聞
北海道新幹線関連による特需が終了

https://www.hakodateshinbun.co.jp/topics/topic_2016_4_17.html

これからどうなるんだろうという心配もあったのでしょうか。二つの業者が潰れるとは。

たぶん経営者が地元与党系衆議院元立候補に相談したのかもしれません。すると3つの回答が得られたみたいです。

2017年衆議院議員選挙の広報での公約

  1. 函館ドーム構想(野球場や陸上競技場の建て替え時にドームに)

  2. 第2青函トンネル構想(北海道新幹線青函トンネル区間高速化)

  3. 北海道新幹線函館駅乗入れ構想(方法は具体的に書いていない)

なお、新函館北斗駅延伸前の2014年衆議院選挙の公約には一切書いていない。

参考ですが、1980年代から運動がはじめられた元々の乗り入れ構想を推していたグループとは別と思っていいかも。野党側の方ベテランの人です。

3つの公約の中で実現性の高いものが残った?

第2青函トンネル構想で知り合った鉄建公団OBに元候補予定者が函館駅乗入れができそうか相談したのでしょうか。答えはイエス。私案がまとめられた。

2021年衆議院議員選挙公報の公約に「ミニ新幹線乗り入れ」が

2021年衆議院議員選挙公報にて元候補の公約に

ミニ新幹線 函館-新函館北斗

とはっきり書かれています。ミニ新幹線方式と具体的に。ほかの2つはなぜか書いていません。引っ込めちゃった???

2023年湯の川の新幹線フォーラム

2023年2月27日に函館市民会館で開催された「函館圏の活性化と新幹線フォーラム」で鉄建公団OBが講演、立候補前の大泉函館市長が聴講していた。与党系の話が元になっているのは確か。

2023年4月函館市長選挙で大泉候補が当選

函館市長選挙で大泉市長が当選、調査の段階にはいった。

函館市民の本音はどうなの?

決死になって推進しているのはたぶん

  1. 地元建設業者(たぶん、ね)

  2. 観光業者(函館市に構想実現に使ってくださいと寄付するぐらい)

  3. 鉄道ファン

ぐらいだと思う。

当事者の市民は反応が薄いですよ。メディアインタビューには当たり障りのない答えで答えますが(「実現してほしいですね~」とか、「いや~できないんじゃないの~」とかでほんわかな感じ)。正直冷めている空気。マニアな感じで早口になりキィーーっと持論を展開していないでしょ。いやそうだったら引かれるか。

恨み節落選運動?

ところで大泉さんにこぞって投票して当選させたのか。よく考えると工藤さん落選運動が盛り上がっただけの可能性。ざっくりいうといろいろあるけど一番の理由はSNSとかミニブログで盛り上がっていた除雪を代表する恨み節(確か北斗市民から函館と北斗の除雪技術や能力はかわらないよと写真つきで投稿されていた記憶があり、一番びっくりしたのは北斗市内の北海道道を例にとり「ほら、北斗市内はきれいに除雪している、北斗市役所素晴らしい」「まて、そこは北海道庁の担当で比べられない、無茶苦茶」とか)じゃないでしょうか。実際そんなに大きなミスを犯していないのにぃ~という声がある。

大都市圏の人たちが勝手に盛り上がっていた芸能人ネタで勢いで投票した、そういう人はいたと思いますが(北斗市在住の若年者が芸能人の兄に入れたいと不正投票したという事件は起きたようですが)、地元はそのような空気はありませんでした。

私は賛成です

この構想について賛成ですね。単純に多くの市民の生活圏に近い五稜郭駅から乗れるから(函館駅ではなーい。函館駅周辺はあまり住んでいない。テーマパークだから。入場料無料のディズニーランドのイメージがわかりやすい)。わざわざ北斗市の北のはずれまでいくなんて大変でしょう。五稜郭駅に止まる現行の特急北斗が新幹線になるだけですよという話ですし。在来線←→新幹線なので乗り換えも御茶ノ水駅程度(ドア開いた→降りた→向かいの電車に乗った→ドア閉まった→発車)とはいかないですし。

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