短歌
すこし前に書き溜めてた短歌っぽいものたちです
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君のつらが痛むほどうつくしくまた心が幼いことは枷
君が泣くその手が震え僕をみる
シャベル掴んでなんだってする
たぶん手がやわらかいひとだから寄り添ってくれるひと愛したいな
やわらかなところに触れたそのせいでもうだめになるめちゃくちゃにする
あなたを呼ぶね大海原はアーティフィシャル屈託なく漕ぎだして
あなたを日々みつめているもはや呪いに似た思慕でも千年待つ
装填 曇りの空は鉛色すがめて合わす利き手の肩口
老いた背のちいさなおうとつ
いくつも並べてつま弾くと
もう天使
盗み見るあなたがたのみせかけの素顔
そうと頭は知ってんの
ともすればへし折れるほど細い指
預かるからにはよすがとして
まどろみと薄明かりのほむらくゆる
華氏104度
君の頬
日々の隙ひらめく記憶
チカチカとひとみにほむら君のギャラクシ
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