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もぐもぐ日記*子供の時間編(2021/10/10)

黒澤世莉さん演出「子供の時間」の稽古日記です。
気まぐれ更新です。毎日書かない日記とはなんなのか。



稽古開始して、約1週間経過。
通しをやるぞ!

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世莉さんの言うことには。


舞台に立つ時にどういう状態でいれるといいか。

それは、「リラックスして、集中できる状態にすること」

イコール。
体がいつでも動ける状態にする、目の前で起きたことに対応できるようにすること。

そうなる為には、日々の鍛錬が必要になるわけですが、今そんな時間はない。

なので、今!そして、すぐ!できることとは?

①呼吸する
肩と胸を緩めて、お腹のあたりにエネルギーがある状態にする。
「呼吸」というと吸いがちになるけど、【吐く】ことが大事。もう吐けないところまで吐ききったら自然と入って(吸えて)くるから。セリフを言う時も、1センテンスで吐き切れると良い。これが「コップの水を空にする」ということ。

②体のセンターを意識する
そんな事言われても呼吸できねえ…というそんなあなた。自分のお腹のあたり(丹田)に意識を向けてみましょう。
立って、お腹のあたりで重力とそれを支える力が拮抗するのを感じること。自分の身体があるぞ、重たいぞ、と感じること。
自然と重心が下がって、安定してリラックスした状態が作れる、と言う事なんだと思う。


この後、実際に立ってリラックスすることをみんなでやってみた。

まずは呼吸に集中すること。
もう吐けないところまで吐く。すると勝手に息は入ってくる。

身体ってすごく重い。ジッとしてると支えるのに力が必要で、結構辛い。だから、今度は体を少しずつ緩めていく。膝は固まってない?股関節は緩めるとどうなる?とか。ここからは目を開けて、空間にも意識を向けていく。

人間の体は、外側も内側も常に動いているから、止めるってしんどい事らしい。だからか、立って力を抜いていくと自然に身体は揺れてくる。最初揺れに慣れず、地震が起きたと思った。つい、天井の電気が揺れてないか見てしまう。いつもハンニャーズはスワイショウ(中国の健康体操)をやるので、立って腕を揺らした状態でいるのをリラックスの一貫としてやってるので、揺れるって必要動作なんだと思った。「動く(揺れる)」って大事みたいだ。声出す時、どうしても身体を支えなきゃと思うので固めてしまいやすいよなと思った。




通しをやっての感想

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前日の稽古で役が固まりすぎてるのかなーと思ったりしていた。そう思ったのは、自分の考えてきたことをただやりがちで、自分のペースでしかできなくなっている気がして。そうなるとソロパフォーマンスみたいになっちゃうから。

だから今日は目的だけ持って、役は捨てる。
財布だけ持って買い物に行く。みたいな。

前日、結構感情が出せたので満足感があったから、通しは頭の片隅にずーっと感情乞食がいた。

感情は勝手にくると信じて、目的達成をただ目指す。結果、それでも破綻せずにできた。それが収穫だった。目的も自分の中で分かりやすくなったし、動きやすいなーと思うところもあった。

視野が狭くなりがち、と指摘をうけたし、それはすごく分かるんだけど、「視野を広く」という言葉があんまり自分で理解できている気がしないでいる。周り見るよう意識はしていた。それで何か変わる感じがしていない。
分からないうちはもっと目標を具体的にしようかな。あともっと伝わってるか表情を確認すべきなのかも。



劇団ハンニャーズプロデュース公演「子供の時間」 
2021/10/30〜11/7*7st@月潟稽古場

子供の時間_チラシ最終_ページ_1


詳しい情報は公式HP↓


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