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能動的な趣味が欲しい

気づけばいつの間にか人生が始まって30年程経っていた。
思い返せば人生で能動的な趣味を持ったことがない。
そもそもこれまで趣味と呼べるものがいくつあっただろうか。
保育園の頃の記憶は殆どない。何をして遊んでいたのか。おそらく兄と近所の野山を駆け回っていた。
小学生になり識字能力を身に着けてからは読書に没頭した。『ダレン・シャン』『デルトラ・クエスト』『ハリー・ポッター』『赤川次郎』『山田悠介』『夏目漱石』児童書から日本文学まで万遍なく触れた。
中学生になり読書趣味はそのまま、アニメにもドはまりした。
『鋼の錬金術師』は人生のバイブルになっている。
高校生になると彼氏が趣味になり、打ち込むことが無くなった。自称進学校に通っていた為、学業に取られる時間が増えたのも原因の1つかもしれない。
読書をする時間は格段に少なくなったが、文学を好きな気持ちはそのままあった為、大学は文学部に進学した。日本文学を学ぶ気満々だったのだが、どこで何がどうなったのか、何故かフランス文学を専攻することになる。またお酒を飲める年齢になってからは、フランス語からの派生でワインに興味を持ち、一時期ワインの勉強に打ち込んだ。大した知識は身につかなったが。
社会人になり自由に使えるお金が増えたこと、近所に映画館があったこと、以上2つの理由から映画鑑賞が趣味になった。幼い頃から金曜ロードショーを観るのは好きだったが、なにせ最寄りの映画館まで車で1時間というど田舎に住んでいた為、映画館で映画を観るという習慣はなかったのだ。それが自由にいつでも手軽に映画を観ることができるようになった。更には昨今サブスクを利用していつでも好きなときに家で好きな映画を観ることができる。いつしか私は読書をしなくなり、映画三昧の日々を送るようになった。

以上が私の趣味遍歴であるが、見事なまでに受動的な趣味ばかりである。
唯一、小学生の頃、「小説家になりたい!」と一時期物語を生み出していたが、たまたまダイニングのテーブルに置きっぱなしにしてしまったノートを母に見られ「文才がない。」と言われたことで書かなくなった。

世の中にはハンドメイドで色々なものを生み出したり、作曲したり、絵を書いたり、物語を作り出したり、映画を撮ったりと、仕事・趣味に関わらず能動的な活動をしている人が沢山いる。
私も何か能動的な趣味が欲しい。
でも今更センスが必要なアート系は難しい。そもそも図工の成績は常に悪かった。
とりあえず手っ取り早くできること。過去に一度諦めたこと。文章を綴ること。
どれだけ続くかわからないが、とりあえず始めてみよう。
仕事でもないのだから、面倒くさくなったらやめれば良い。
そんな気持ちでこのnoteを始めた次第である。

次更新するかどうかはわからない。

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