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新しい場所と本に出会う

はじめての場所を訪れたときには、帰りに本屋に寄って1冊の本を買う──こんな私だけの法則ができてからしばらく経つ。

先週末、二子玉川に足を運び、その帰りに駅ナカのブックファーストで見つけた本を連れて帰ってきた。本が好きで、本屋を見かけたら立ち寄る癖がもともとあった。でも、東京には至るところに本屋があるから、お店に入るたびに気になった本を買ってしまい、もう本の置き場がなくなってしまった。

気まぐれで本を買っていたら、いくらお金があっても足りないし、読みきれない。だから、はじめての場所へ行ったときに本を買う──こうしてルールが生まれた。どの本にするかは直感で、「あ、これいいな」と表紙とタイトルで決めてしまうことが多い。今回選んだ『昨夜(ゆうべ)のカレーと明日のパン』は、タイトルのセンスに惚れて手に取ったものだ。

その日に会っていた友人が、パンが好きだと言っていたことが印象に残っていたのが理由のひとつかもしれない。明日食べるパンがあれば起きるのが楽しみになるのかなぁ──なんて思ったりもして。「ゆうべ」という言葉を選んだのも気に入った。どんなストーリーなのかは全く知らない。机の上にはまだ未読の読みものが山積み。でも先にこの本を読んでしまおうっと。

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